梅雨明けは未だかいな?過去の槍ヶ岳チャレンジ編 [槍ヶ岳]
今年の梅雨明けは何時になるんでしょう。去年平成30年(2018年)の7月の太陽は眩しかった。
個人的に10年近く続けていた7月中旬の槍・穂遠征も記録的な日照不足で今年は無し。
ならばと、過去の槍ヶ岳チャレンジ編を書き綴ってみましょう。登山チャレンジは4回目にしてやっと登れた槍ヶ岳、2年かかりでした。
*北穂から眺めた槍ヶ岳
槍ヶ岳を初めて眺めたのは穂高に登った時です。フィルムカメラが全盛の頃でした。
北穂から朝焼けの槍ヶ岳を見た時は、いつかは登ってみたいと思ったものです。
北穂から眺めた槍ヶ岳
*チャレンジ1回目 平成20年(2008年)8月表銀座から
月日は経って2008年8月、表銀座コースで槍ヶ岳にチャレンジしました、槍ヶ岳を目の前にして雨予報で下山。
初日;中房登山口-燕山荘(泊)
二日目;燕山荘-大天井ヒュッテ経由-ヒュッテ西岳(泊)
三日目;ヒュッテ西岳-水俣乗越経由-上高地下山
いよいよ槍ヶ岳に着くと思われた三日目は雨の予報。仕方なく槍沢に降りて上高地に帰還でした。
二日目はヒュッテ西岳に宿泊。槍ヶ岳を拝めたのは此処まで
*チャレンジ2回目 平成21年(2009年)5月残雪期偵察登山
表銀座にチャレンジした翌年の5月末、残雪をいただく槍ヶ岳を眺めに二泊三日の山旅に出かけています。
【ルート】
初日;上高地-槍沢ロッヂ(泊)
二日目;槍沢ロッヂ-殺生ヒュッテ(泊)
三日目;殺生ヒュッテ-上高地下山
二日目は殺生ヒュッテ或は槍ヶ岳山荘を目指して槍沢ロッジを出発します。因みに朝食時は一人で貸切状態だったw
ババ平から残雪が始まる。先行者のトレースを追いながら高度を上げていく。
大曲のあたりで前歯付きのアイゼン装着
ガスの中から槍ヶ岳がひょいと顔を出すが、その後に二度、三度と冷たいガスがかかる。無理するのも何だなぁと思い、見えていた殺生ヒュッテに立ち寄った。
翌朝はモルゲンロートを眺めてからの下山としました。
ブルーグレーの槍ヶ岳
*チャレンジ3回目 平成21年(2009年)7月雨の槍ヶ岳
小雨降る中に直下の殺生ヒュッテまで詰めてきました。槍ヶ岳登頂を目指してきたのですが、翌日も雨。翌々日の予報も芳しくない。
そのまま下山。
【ルート】
初日;上高地-殺生ヒュッテ(泊)
二日目;殺生ヒュッテ-上高地下山
直下まで行けるのに頂には到達出来ないもどかしさ。次回は必ずと心に誓ったのです。
殺生ヒュッテの窓に雨粒
*チャレンジ4回目 平成21年(2009年)9月、槍ヶ岳の頂に立つ
9月の晴れた日、チャレンジを始めてから2年かかりましたが、やっと槍の頂に立つ事が出来ました。おまけに氷河公園の天狗池に映える逆さ槍も見る事が出来たのです。
休暇と天候が合えば登れるのですね。休暇申請ののタイミングが肝だったかな。
初日;上高地-槍沢ロッヂ-殺生ヒュッテ(泊)
二日目;殺生ヒュッテ-槍ヶ岳-大喰岳-南岳-氷河公園・天狗池-槍沢ロッヂ(泊)
三日目;槍沢ロッヂ-上高地下山
ブルーグレーの槍ヶ岳にお月さま
OM-2sp 135mm コダクローム
E-3 12-60mmSWD
E-PL1 12-60mmSWD
でした。
海の日の連休に槍ヶ岳を見に行く その4 上高地戻り [槍ヶ岳]
最終日は上高地に戻るだけです。暑い下界には戻りたくないのですが、お休みは海の日の連休だけなのだから仕方が無い。
上高地までは気持ちの良いトレイルが続きます。大変なのは上高地に戻った後なのでした。
【目的山域】
槍ヶ岳、大喰岳
【天候】
三日間快晴
【ルート】
初日(7/14):槍沢ルート。上高地BT-明神-徳沢-横尾-槍沢-殺生ヒュッテ(泊)
2日目(7/15):殺生ヒュッテ-東鎌尾根-槍ヶ岳山荘-大喰岳-槍ヶ岳山荘-殺生ヒュッテ-槍沢ロッヂ(泊)
3日目(7/16):槍沢ロッヂ-上高地BT←今日
*槍沢ロッヂから望遠鏡で槍ヶ岳山頂を見る
朝食後の5時半にヘリポート近くに設置されている望遠鏡を覗けば、朝もはよから登っている登山者が見える。
朝飯前に登るのが連休中の作法なのでしょうw
ケショウヤナギの柳絮(りゅうじょ)が雪のように見える中で見つけたのがウスタケ。毒キノコらしい
美味しそうに見えないし
*上高地
ソロで行った槍ヶ岳方面でしたが、槍沢ロッヂ宿泊で話の弾んだ殺生ヒュッテでテント泊した登山者の千葉さん(仮称)に明神で再会。
先発で槍沢ロッヂをされましたが、目的地が同じならどこかで追いつくものですねぇ。短い時間ながら上高地までパーティを組みました。
河童橋の梓川沿いに出れば気温28℃。下界に戻れば更なる酷暑が待っている。折角、上高地に居るのに帰るのが惜しい。
千葉さんは沢渡から車で千葉まで帰られるとの事。御無事で!
さて、自分は11時過ぎに新島々行きバス乗車券を買い求めたのですが、買えたのは13:20の便。流石に連休で混んでました。
バスを待つ間に気温30℃で飲んだビールが旨い。さあ、天国は此処まで。
アルクマの黒ラベル缶。"信州の自然を見つめ直そう"とあります。雷鳥に会えたし、高山植物にも癒された山旅でありました
松本駅からは乗車率100%超えのあずさ号で帰宅の途へ。山男は座らないのさ!と粋がってしまったが、混雑で車内販売が無く、これには参ったとさw
【行程】
6:05槍沢ロッヂ発
7:30横尾
8:45徳沢
9:35明神
10:35上高地
10:56河童橋
13:20上高地BT発新島々行き
13:45新島々発松本行き電車
15:47あずさ26号 乗車率100%超え状態
お供のカメラは
TG-5でした。
海の日の連休に槍ヶ岳を見に行く その3 槍ヶ岳をかすって大喰岳 [槍ヶ岳]
昨日は上高地から登り、槍ヶ岳直下の殺生ヒュッテに宿泊しています。海の日の連休でも一人布団一枚は余裕でありました。
昨夜は満天の星、今朝は遠くに富士山を眺められる程に今日も天候が安定しています。
本日は東鎌尾根から槍ヶ岳を抜けて大喰岳に至り、槍沢まで降りる予定。
【目的山域】
槍ヶ岳、大喰岳
【天候】
快晴
クジラの尻尾の上にも高気圧。気象庁HPより
【ルート】
初日(7/14):槍沢ルート。上高地BT-明神-徳沢-横尾-槍沢-殺生ヒュッテ(泊)
2日目(7/15):殺生ヒュッテ-東鎌尾根-槍ヶ岳山荘-大喰岳-槍ヶ岳山荘-殺生ヒュッテ-槍沢ロッヂ(泊)←今日
3日目(7/16):槍沢ロッヂ-上高地BT
*モルゲンロート
4時過ぎにヒュッテの外に出れば、夜と朝の際でブルーグレーの山が次第に赤くに染まって行く。
*東鎌尾根
6時頃に殺生ヒュッテを出発し、東鎌尾根を登って槍ヶ岳山荘まで行く計画です。
本流から登って槍ヶ岳山荘に出ても時間的にはほぼ同じでしょう。景色は東鎌尾根の方が良いかもしれません。細身の槍と立山が良く見えます。
気温16℃。今日も暑くなりそう。
細身の槍を眺めながら東鎌尾根を行く
*7時過ぎ槍ヶ岳山荘着、穂先大渋滞を見る
通常なら、此処で荷物をデポして槍ヶ岳の穂先へ往復1時間程で登るのですが、既にアリの行列のように3180m山頂まで数珠繋ぎ。海の日の3連休は槍の穂先大渋滞なのでした。6時位に登った方には余裕と聞きましたので、槍ヶ岳山荘宿泊で朝食を摂った後に一斉に登ったのでしょうね。
行列に加われば3時間位で往復出来そうなんですが、今回はパスしました。槍ヶ岳山荘から標高差あと100mなんで勿体ないと言えば勿体ないのですが、何度か登っていますし、名物穂先大渋滞を初めて見て何だか満足してしまいましたw
槍の肩から穂先まで行列が出来ていた。てっぺんに居る人が降りなければ次の登山者は上がれません。最後の梯子で選手交代w
*大喰岳3101m
穂先をパスしても山の楽しみはまだまだあります。高山植物を観賞しながらもヨシ。別角度で槍ヶ岳を観賞するのもヨシ。
飛騨乗越まで降りてから大喰岳を目指します。大喰岳から槍の風景を堪能しようと言う作戦です。途中の飛騨乗越で将棋を楽しんでいる登山者も居たりして山の楽しみは奥が深いもんだ。
大喰岳の頂上は平なのですが、3000メートル峰ではありますので風景も中々良いものがあります。笠ヶ岳や遠くに白山。穂高に焼岳。南アルプス、中央アルプス、八ヶ岳に富士山も遠望出来ました。
気温18℃。
大喰岳への途中から
大喰岳の残雪から槍ヶ岳
*雷鳥親子
そろそろ下山しようかな?と歩きはじめたら前にもぞもぞ動くものが!おっと雷鳥さん、進路を塞いで失礼!雷鳥に道を譲りましたよ。
こんな好天時にお会いできるなんて滅多にありません。結果的に槍の穂先をパスして良かったかも!?
雛が5羽居たんです
*下山
下山でも高山植物鑑賞を続けていますので、なかなか先に進みませんw
シナノキンバイやらハクサンイチゲやイワツメクサ、ミヤマオダマキ等々。殺生ヒュッテ近くにはチングルマが咲いていました。
殺生ヒュッテにて帰り道の行動食のカレーパンとクリームパンを仕入れて槍ヶ岳とはお別れ。
うーん、気温30℃まで上がってきた。
*槍沢カール
下って槍ヶ岳を振り返れば、氷河で削られたカール地形が良く分かる。よくぞ自然はこんな地形を造ったものだと感心してしまう。
槍沢カールに咲くハクサンイチゲ
*天狗原分岐
お昼過ぎ12時44分、天狗原分岐到着。TG-5のログでは31.9℃。手持ちの温度計は直射日光を浴びているとは言え40℃手前。標高2,348mでも30℃超えているから体力的には大変な事は大変だ。
*槍沢ロッヂ着(標高1,820m)
15時過ぎに槍沢ロッヂに到着。宿泊する事としました。
TG-5のログでは34.6℃。腕時計の温度は直射日光を浴びて40.8℃。実に暑い日だったのです。
ミヤママルハナバチが手に留まりました。刺す様には見えませんのでそのままにしてパチリ。塩舐めに来たのでしょう。
毛深く可愛いハチ
因みに槍沢ロッヂでは布団一人一枚で余裕があったのは予想外でありましたが、前日は槍ヶ岳に登るパーティで大混雑だったでしょう。
【行程】
6:20東鎌尾根
7:04槍ヶ岳山荘
8:20大喰岳
9:35槍ヶ岳山荘
10:20殺生ヒュッテ
11:20播隆窟
12:44天狗原分岐
13:54大曲
14:25ババ平
15:15槍沢ロッヂ(泊)
お供のカメラは
E-M1 12-60mm SWD
TG-5
でした。
海の日の連休に槍ヶ岳を見に行く その2 星空の槍ヶ岳 2018/7/14 [槍ヶ岳]
登山の目的は、登頂を目指す以外にも風景を眺めたり、高山植物を観察したり、トレランだったりと人それぞれと思いますが、今回は星空を眺める事を楽しみに槍まで来ています。
今宵はカッコ良く見える槍ヶ岳を背景に星空を堪能しましょう。快晴の夜空に新月とあって気象条件はバッチリ。
【目的山域】
槍ヶ岳
【天候】
夜も快晴
【ルート】
初日(7/14):槍沢ルート。上高地BT-明神-徳沢-横尾-槍沢-殺生ヒュッテ(泊)←今晩
2日目(7/15):殺生ヒュッテ-東鎌尾根-槍ヶ岳山荘-大喰岳-槍ヶ岳山荘-殺生ヒュッテ-槍沢ロッヂ(泊)
3日目(7/16):槍沢ロッヂ-上高地BT
*月齢1
今宵、平成30年7月14日は月齢1(新月の翌日)であり、月の影響の無い日。
夕食の後は倒れるように寝たのですが、深夜の星空撮影タイムになれば自然と目が覚めるのは不思議なものです。
*殺生ヒュッテの外に出れば満天の星空
23時過ぎに目を覚まして外に出れば満天の星空!人工の灯りは槍ヶ岳山荘にあるものだけ。
星は幾つあるのだろう?上空には天の川がハッキリクッキリ。
おまけに写真を撮っているのは自分だけなのです。贅沢だなぁ。
後でキャンパー(仮称千葉さん)に話を聞けば、テントから星を眺めていたそうですy。
槍ヶ岳のバックの星空を良く見れば、若く青く光る星、年老いて赤く光る星とさまざま。星が集まって密に見える箇所、疎に見える箇所とある。下界に居ては決して見られない星空なのでした。
*天の川銀河
南岳方面に掛る天の川が明るく銀河の中心方向みたいです。頭上を掛けて東鎌尾根に続いている。
南岳方面から天の川銀河
(殺生ヒュッテから見て)槍ヶ岳の右側が星の周回運動の中心です。TG-5のライブコンポジットで20分。
*気温
一応ダウンを着て外に出ていたのですが、風も無くて寒くない。ダウンは要らないかな?と思う程の気温でしたが、暑くも無いのでそのまま着て星空撮影をしておりました。
TG-5の気温ログでは17℃から始まって11℃。
*撮影の後処理
EM-1の撮影はISO1600、F2.8~F3.5、SS20sec.~30sec.で行い、OLYMPUS Viewer2で明るさ、コントラスト、明度等を調整しています。
TG-5でもOLYMPUS Viewer2で明るさ、コントラスト、明度等を調整しました。ノイズが浮き出てしまいましたが。
お供のカメラは
EM-1 12-60mm SWD
TG-5 ライブコンポジット担当
でした。
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追記
星は何でも知っている?
自民党の皆さまが国会が閉会した後で西日本豪雨の義援金募集で駅前に立っておりました。
国会で西日本豪雨対策を後回しにして憲政史上恥ずべき事(カジノ解禁やら、参議院議員定数減ならぬ増員)をしておきながら!と正直思った次第。ドラえもん募金やコンビニでの募金に協力しているのですが、流石に今回の自民党の募金活動はパスさせてもらいました。
海の日の連休に槍ヶ岳を見に行く その1 初日 2018/7/14 [槍ヶ岳]
海の日の三連休、しかも好天が続くとなれば絶好の登山チャンスであります。
登り始めから下山まで三日を要する槍ヶ岳行には好天予報ですy
初日は槍ヶ岳直下の殺生ヒュッテまで登ります。
【目的山域】
槍ヶ岳
【天候】
快晴
【ルート】
初日(7/14):槍沢ルート。上高地BT-明神-徳沢-横尾-槍沢-殺生ヒュッテ(泊)
2日目(7/15):殺生ヒュッテ-東鎌尾根-槍ヶ岳山荘-大喰岳-槍ヶ岳山荘-殺生ヒュッテ-槍沢ロッヂ(泊)
3日目(7/16):槍沢ロッヂ-上高地BT
*上高地入り
さわやか信州号バスの都内発地は色々とあるようですが、今回は予約のタイミングの兼ね合いから東京駅八重洲口発の便としました。
早朝5時15分、上高地BT到着。数台のバスが既に到着していた。
登山届をポストに投函して出発。
早朝の斜光がカラマツを照らし、見遣る穂高は梓川とともに清らな風景は何度見ても良い。
気温22℃。登山の出だしは涼しい
*梓川左岸を行く
素直に最短となる梓川左岸コースを行動食のお握りを食べながら進み行きます。
明神、徳沢、横尾とほぼ一時間毎に休憩を取り、槍沢ロッヂまで歩を進めました。
槍沢ロッヂに到着してから考えるのが、先に進んで良いか否か?です。
天候が安定していて且つ11時頃までに槍沢ロッヂを出発出来るか?16時迄に山小屋に到着出来るか?を個人的には判断材料としています。
今回も、予定通りに槍沢ロッヂに10時10分到着。水を2.5LR補給して10時半に出発。
横尾の先にギンリョウソウがあった
*ババ平からグリーンバンド
テント場のババ平から槍ヶ岳はあと5km。しかし、ここから先がキツイ登りが始まる。
炎天下の登りは確実に体力を消耗させて行く。
水を飲み、塩飴をなめ乍ら登るものの、休んでは登り、休んでは登り、休んで、休んで、写真を撮って、休んで、登って、足攣ったw
気温はTG-5のログを見るとなんと35℃!
*槍ヶ岳を眺めながら、もう一踏ん張り
ハイマツ帯に出れば、目の前の槍ヶ岳の眺めで再び気合が入る。山小屋まではまだまだ先は長いですが。
この先で雪渓を渡るのですが、気温28℃
*殺生ヒュッテ泊
目標時間の16時前に今日のお宿の殺生ヒュッテに到着。高温の中で無事に辿り着けて良かった。
TG-5のログで気温29℃。殺生ヒュッテの標高は2864mあるんですが、暑さが深刻すぎて笑っちゃいます。缶ビールが冷えていて旨かった~
*上高地-槍ヶ岳の標高と中間点色々メモ
ポイント毎の標高
上高地BT 1,500m
明神分岐 1,530
徳沢 1,562
横尾 1,620 槍ヶ岳迄11km(上高地-槍ヶ岳 距離の中間点)
一ノ俣 1,705
槍沢ロッヂ 1,820 槍ヶ岳迄5.9km
ババ平 2,080 槍ヶ岳迄5km(初日行動時間のほぼ半ば)
大曲 2,100
天狗原分岐 2,348 (上高地-槍ヶ岳 標高差のほぼ中間点)
グリーンバンド 2,500
坊主岩小屋 2,660
殺生ヒュッテ 2,864
槍ヶ岳山荘 3,080
槍ヶ岳 3,180
大喰岳 3,101
【行程】
5:15上高地バスターミナル着
6:25明神
7:25徳沢
8:20横尾
10:10槍沢ロッヂ
10:30槍沢ロッヂ発
11:04ババ平
11:48大曲
13:20天狗原分岐
15:13播隆窟
15:54 殺生ヒュッテ
お供のカメラは
TG-5でした。
天狗池の逆さ槍ヶ岳・槍方面行き 復路 2016/7/25 [槍ヶ岳]
●天狗池の逆さ槍ヶ岳・槍方面行き 復路 2016/7/25
天気予報では本日7月25日の北アはなんとか曇りで逃げ切り出来そうだが、明後日は日本海からの低気圧で降られそうだ。
ガスっていれば潔く上高地まで撤退しようか。ちょっとでも晴れたら天狗原まで行って天狗池の逆さ槍を見ようか考えながら殺生ヒュッテで寝ていた。
【天候】
7/25復路
朝方は晴れ、昼前からガス。日本海からの低気圧接近で午後は上高地で一時弱い雨。
気象庁HPより
*月光
夜中の2時半に外に出て見ればガスの切れ間から月が出ているが、槍ヶ岳はガスの中。惜しい。今年は星空の写真は空振りでした。
曇っているが月光でほんのり明るい殺生ヒュッテ
今宵の月齢は20
*モルゲンロート
朝はラッキーなことに雲海の上から晴れ間が出ている。
前穂、大喰岳、槍ヶ岳が赤く染まる。良き風景です。
赤槍
大喰岳
雲海と前穂方面
*殺生ヒュッテから天狗原分岐へ
今回の山行は槍ヶ岳登頂をパスしても、天狗原・氷河公園の天狗池に映える逆さ槍を眺める事がメイン。
午前中晴れが続いてくれれば天狗原の天狗池から逆さ槍ヶ岳が眺められるかな?
高山植物を愛でつつ、槍沢へ下山しよう。
ハクサンイチゲ
チングルマ
ミヤマキンポウゲ
ハクサンフウロ
天狗原の分岐
*天狗原分岐から氷河公園、天狗池へ
殺生ヒュッテから1時間半で天狗原の分岐に到着。時は8時10分で上空は未だ晴れている。天狗原へ行くとしましょう。分岐から天狗原まで往復2時間を見積もります。
例年ならあるはずの雪渓も無い。雪渓が無いから氷河公園・天狗原の天狗池を今年のメイン目標にしたのです。
天狗原まではチングルマの群生があります。槍ヶ岳がチングルマを見守っているような印象がありますよ。
天狗原分岐から40分で天狗池に到着すれば、残雪も風も無く鏡の天狗池。
天狗池からの槍ヶ岳。今年は雪が少なかったからこの風景が7月で見られたのです。例年なら雪が融けて池が出てくるのは8月下旬辺り。
鏡に映る槍ヶ岳が見事で静かに何時までも眺めて居たいなと思いますが、下山時間を考えて帰路に着きます。
チングルマの実
天狗原の分岐に戻る前に槍ヶ岳はガスに巻かれた。微妙なタイミングで天狗原からの槍ヶ岳の眺望が得られたのはラッキーでした。
*下山
いつもは下山時にお世話になる槍沢ロッヂを目の前にして泊まろうか?考えたが、翌日は雨予報だから上高地へそのまま帰ります。
昼前の11時半槍沢ロッヂを出れば4時間半の行動で上高地に辿り着けるだろうと踏んでの事。実際に下山すれば16時に上高地の河童橋に到着でした。
横尾の手前でベニテングもあった。毒キノコだが何故か気になるヤツ。
【2016/7/25 mon.行程実績】
6:40 殺生ヒュッテ発
7:35 グリーンバンド
8:10 天狗原分岐
8:50 氷河公園、天狗池
10:00 天狗原分岐戻り
10:30 大曲
10:55 ババ平
11:20 槍沢ロッヂ着
11:30 槍沢ロッヂ発
12:50 横尾
15:00 明神
16:00 河童橋
16:45 上高地BT発松本行き
行程の俯瞰図 殺生ヒュッテ-天狗原-上高地BT
関東はなかなか梅雨明けしません。
*梅雨明けのメカニズム
梅雨時期になると、偏西風(ジェット気流)はチベットやヒマラヤにぶつかるようになり、南北に分流する。
再びオホーツク海付近で合流するようになり、収束された下降気流がオホーツク海高気圧を生じる。
梅雨明け時には、偏西風はチベットの北側を流れるようになりオホーツク海の上空の空気の収束も弱くなってオホーツク海高気圧の勢力は衰弱。
オホーツク海高気圧の衰弱と共に太平洋高気圧が張り出して梅雨明けとなる。
さて、オホーツク海高気圧からの"やませ"(冷湿な北東風)で関東は曇りがちだが、北アルプスには影響は無く晴れだった。
今年2016年は偏西風は南に蛇行しているようで太平洋高気圧の勢力が弱い。
更に6月のニュースでは偏西風が単に"南"に蛇行するだけではなく、なんと"南半球"にまで蛇行している!と発表があった。混沌とした気候が既に始まっている。
混沌とした気候と言えば、
7月21日クェートで54℃を記録。
CO2濃度は5月のハワイで407,7ppmの史上最高値を記録。
6月紅海で英護衛艦が高海水温でオーバーヒート。等々
日本の梅雨明けが遅れている事なんかはマイルドな方なのかも知れない。
カメラのお供は
OM-D EM-1 ZUIKO.D SWD12-60mm
TG-2でした。
本日の総歩数は4万歩。
梅雨明け前後、北アルプス・槍方面行き 往路 2016/7/24 [槍ヶ岳]
●梅雨明け前後、北アルプス・槍方面行き 往路 2016/7/24
梅雨明けを狙って毎年のように上高地入りします。7月週末の上高地行バスのさわやか信州号の予約は6月の早い段階で一杯だ。新宿7月23日出発だけを確保して後は天候の良き日であることを祈るだけ。
天気が読めない状況で北陸が関東甲信越より先に梅雨明けした(7月22日現在)模様。
今年は、天候が良ければ槍ヶ岳直下の殺生ヒュッテで槍を眺め、翌日下山途中で天狗原・氷河公園を往復して下山する計画です。
今年も槍ヶ岳
【日程予定】
7/23 sat.新宿発さわやか信州号
7/24 sun.上高地入~殺生ヒュッテ泊
7/25 mon.殺生ヒュッテ~天狗原・氷河公園~下山
【コースタイム目標】
本日は上高地からお宿として槍ヶ岳直下の殺生ヒュッテ迄を目標とする。
上高地から標高差1400m弱、距離22km、歩行時間10時間程の長丁場となる。
大目標として
10時半を目途に槍沢ロッヂに到着
11時 同ロッヂを出発(悪天の場合、ここで宿泊です)
14時 天狗原分岐
16時 殺生ヒュッテ到着目標
【天候】
H28/7/24往路
晴れのちガス
気象庁HPより。オホーツク海高気圧からのヤマセで関東は梅雨?空。しかし北アルプスへの影響は少なく午前中は快晴の登山が出来ました。
*上高地~横尾
関東の曇り空もなんのその。途中の諏訪SAではパラっと降っていた雨も上高地バスターミナルに到着すれば晴れて良き登山日和。
河童橋から横尾まで3時間強。梓川左岸の明神・穂高を眺めながらのトレイル歩きは気分が良いもの。
明神の手前でサル群に出くわすハプニングがあったものの、順調に槍ヶ岳(距離上の)中間地点の横尾まで到着。
人馴れしているのか登山者が横を通っても逃げない。餌など絶対に与えぬように。
穂高上空はスッキリ晴れております
*横尾~槍沢ロッヂ
横尾からは登山道となる。
9時に梓川沿いの登山道を40分程行けば、好天の下、槍見河原から槍がお見え。
道沿いにテングタケも発見し、妙に気分が高揚した登山道でした。
立派な傘のテングタケ。毒キノコなんだが、出会うと何故か気分が高揚する
槍見河原から本日最初の顔出しの"槍ヶ岳"。未だ道のりは長い。
苔むす石のスマイル?
センジュガンピ(千手岩菲)
花を愛でながら途中目標の槍沢ロッヂを目指す。
10時半、槍沢ロッヂに到着して暫しの休憩です。
此処から先は山頂付近の山小屋まで休憩所がありません。水筒に水を補給しつつ、天候と時間を考え、更に体調と相談しながらの出発です。
パートカラーで撮ったナナカマドの紅葉。気の早いヤツだな
ヤマハハコ
*ババ平
槍沢ロッヂから30分過ぎでババ平のキャンプエリアに到着。時間は昼過ぎの12時20分。槍ヶ岳まで5km。
ウサギキク
*大曲り~天狗原分岐~グリーンバンド越え
大曲りからは一気に高度を上げていくが、槍ヶ岳が見えない区間でもあり、一番辛いところ。おまけにガスが掛り始めた。
ここであれっと思ったのが、雪渓が無い!いつもなら7月末でも雪渓を軽アイゼン履いてトラバースする箇所があるのだが???
雪が少なかった今年の冬を改めて思った次第。
クルマユリ
ニッコウキスゲ
*グリーンバンド~殺生ヒュッテ
ハイマツ帯に出ればガスの切れ目から槍ヶ岳が顔を出す。今年も来ました槍ヶ岳さん。
槍ヶ岳山荘と殺生ヒュッテも近くに見える。ガスの掛る東鎌尾根からヤッホーの連呼は元気な学生さん達だな。
播隆窟
お宿までもうひと踏ん張り
*殺生ヒュッテ
今日のお泊りは殺生ヒュッテ。予定通りに16時前に到着。
ここから見る槍ヶ岳の姿はきれいな三角錐になるためお気に入りの山小屋だ。朝焼けの赤槍とかも良い。
勿論、槍ヶ岳山荘と比べて弱点もある。西鎌から夕陽を浴びた槍ヶ岳が見えないとか、ご来光が直接は見えないとか。
今日の殺生ヒュッテは宿泊が日曜と重なったからだろうか、混雑度は一人で布団好きなだけw
夕焼けを期待していたが、ガスが槍沢からも上がるようになり視界不良。星空も期待出来ないかな。
本日の歩数は36,000歩なり。
【ポイント毎の標高】
上高地BT 1,500m
明神分岐 1,530
徳沢 1,562
横尾 1,620 槍ヶ岳迄11km(上高地-槍ヶ岳 距離の中間点)
一ノ俣 1,705
槍沢ロッヂ 1,820 槍ヶ岳迄5.9km
ババ平 2,080 槍ヶ岳迄5km(初日行動時間のほぼ半ば)
大曲 2,100
天狗原分岐 2,348 (上高地-槍ヶ岳 標高差のほぼ中間点)
グリーンバンド 2,500
坊主岩小屋 2,660
殺生ヒュッテ 2,864←今回の山旅は此処まで
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槍ヶ岳山荘 3,080
槍ヶ岳 3,180
【2016/7月24日sun.の行程】
5:10 上高地BT
5:35 河童橋
6:30 明神
7:40 徳沢
8:40 横尾着
9:00 横尾発
9:40 槍見河原
9:55 一の俣
10:00 二の俣
10:30 槍沢ロッヂ
10:45 槍沢ロッヂ出発
11:20 ババ平
13:10 天狗原分岐
14:15 グリーンバンド越え
14:48 坊主岩屋下
14:55 播隆窟
15:40 殺生ヒュッテ着
カメラのお供は
EM-1 zuiko.d swd12-60mm
TG-2でした。
夏の山行、槍ヶ岳~その6 上高地帰り 2015/07/27 [槍ヶ岳]
●夏の山行、槍ヶ岳~その6 上高地帰り 2015/07/27
前日、槍ヶ岳から下山して槍沢ロッヂさんに宿泊。
本日は上高地に戻るだけなので、山口さん(仮称)と朝をゆっくり過ごして最終出発者となったかもしれない。
【7/27mon.のルート】
7/25上高地BT~槍沢~殺生ヒュッテ(泊)
7/26殺生ヒュッテ~槍ヶ岳~大喰岳~槍ヶ岳山荘経由~槍沢ロッヂ(泊)
※7/27槍沢ロッヂ~横尾~徳沢~明神~(梓川右岸経由)上高地BT~新島々~松本
【天候】
晴
*槍沢ロッヂ~横尾
槍沢ロッヂから横尾までの間の楽しみは、槍見河原からちょっぴり見える槍の穂先だ。これで槍ヶ岳の見納め。
水辺が近い区間だ。涼しい~
*横尾~徳沢
横尾まで戻れば、上高地まであと11kmのハイキングコース。上高地の植物観察をしながら行けば楽しい。
横尾から北穂が見える。去年はお世話になりました。
*明神~上高地
河童橋までの最後の区間は明神から梓川の右岸(上流側から下流を見ての右側)を行く。木道歩きの楽しみや岳沢湿原など見どころがあります。
歩みを進めていくうちに、緑色の排泄物が点々と出てくるようになった。嫌な感じだなと思いながら踏まないように注意して歩いていると、数匹のサルの群れが歩いて来る。何かあればストックで追い返そうと厳戒態勢でやり過ごす。
こちらから手出ししなければサルから襲ってくる事は無さそうだったが。
登山者と並列で歩くサル。人馴れし過ぎ。
笹を食するサル(歩きながら無関心を装ってノーファインダー撮影)
岳沢湿原に出ればイワナや鴨。
ゴールの河童橋近くで振り返る穂高の山頂はガスの中。昼過ぎはガスってしまう。
【行程】
07:10 槍沢ロッジ発
08:40 横尾着
10:00 徳沢
10:55 明神
13:00 河童橋
14:05 上高地BT発
15:25 新島々発 松電
新島々に着けばアスファルト上なれど温度は38℃!下界に降りたな。あまりの暑さに上高地に引き返そうかと思ったくらい。
松電の車窓から眺める安曇野の稲田は美しい。日本なんだから米作だけは守らんとなぁ。米の言いなりになっちゃぁいかんな。と思いながら帰途に着くのであった。
松本駅からの北アの眺め。山はガスってる。
*お土産
アルクマのビール。松本駅のkioskで見つけてそのまま飲まず我慢してお土産で持ち帰った。
標高3000メートルの空気のお土産。槍ヶ岳の肩でペットボトルの栓を閉めて下界まで持ち帰ったら気圧差でこの通り。
夏の山行、槍ヶ岳~その5 大喰岳 2015/07/26 [槍ヶ岳]
●夏の山行、槍ヶ岳~その5 大喰岳 2015/07/26
山行二日目。槍ヶ岳登頂後は大喰岳で槍の穂先をのんびりと眺めよう。
下山ルートは槍ヶ岳山荘前に戻り槍沢ルートを下る。槍沢ロッヂに夕刻着予定とした。
【7/26sun.のルート】
7/25上高地BT~槍沢~殺生ヒュッテ(泊)
※7/26殺生ヒュッテ~槍ヶ岳~大喰岳~槍ヶ岳山荘経由~槍沢ロッヂ(泊)
7/27槍沢ロッヂ~上高地BT
【天候】
快晴、吹きおろし強風、但し槍ヶ岳登頂時からほぼ無風となる。
*大喰岳
一旦、鞍部の飛騨乗越3020mに下りて槍ヶ岳を見る。ここから見る槍もカッコいい。
飛騨乗越
槍を見ながら大喰岳を登って行く。
写真を撮りながら30分程で大喰岳頂上に立つ。
穂先には登山者
半時ほどのんびりと風景を眺めた。そろそろ高山植物を眺めながら下山とするか。
イワギキョウ(岩桔梗)
ミヤマダイコンソウ(深山大根草)
*グリーンバンド
昼前に槍ヶ岳山荘前から槍沢を下る。
好天時に登山出来たことを播隆上人に感謝。
振り返れば青空の下に槍ヶ岳。グリーンバンドから見るとU字カール形状が良く分かる。
名残惜しい景色だけど、次回また。
常念に積乱雲が沸き立つ。
*天狗原分岐~槍沢ロッヂ
大曲に残っている雪渓を下り、15時半前にババ平に到着。ロッヂまでひと踏ん張り。
天狗原から流れる滝。
大曲に残る雪渓の下に梓川が流れている。
ババ平から下山路を振り返る。緑の中に雪渓だ。良く歩いたなぁ。
16時、宿泊地の槍沢ロッヂに到着。水の豊富な山小屋だから風呂に入れる!有難い。
殺生ヒュッテでお隣さんだった静岡兄弟さん(仮称)と再会。南岳から天狗原経由で降りられたそうだ。
ここでもお隣さんの山口さん(仮称)と山談義となった。体調不良で一人登山を断念し、槍沢ロッヂで仲間が降りてくるのを待っている所だという。槍を見ずして帰るのも勿体ないと、翌朝にロッヂのちょい先にある槍見岩まで案内して槍を見てもらったけど満足して貰えたかな?
【7/26行程】
6:50 殺生ヒュッテ発
7:40 槍ヶ岳山荘前着
7:50 肩の分岐
8:10 槍ヶ岳山頂
9:05 肩の分岐に戻る
9:40 飛騨乗越
10:10 大喰岳
10:40 大喰岳下山開始
11:50 槍ヶ岳山荘前
12:45 播隆窟
14:07 天狗原分岐
15:05 大曲
15:25 ババ平
16:00 槍沢ロッジ着
翌日は上高地、ハイキング気分で下山です。
夏の山行、槍ヶ岳~その4 槍ヶ岳登頂 2015/07/26 [槍ヶ岳]
●夏の山行、槍ヶ岳~その4 槍ヶ岳登頂 2015/07/26
山行二日目。朝焼けを堪能した後は槍ヶ岳に登頂する。
【7/26sun.のルート】
7/25上高地BT~槍沢~殺生ヒュッテ(泊)
※7/26殺生ヒュッテ~槍ヶ岳~大喰岳~槍ヶ岳山荘経由~槍沢ロッヂ(泊)
7/27槍沢ロッヂ~上高地BT
【天候】
快晴、吹きおろし強風、但し槍ヶ岳登頂時からほぼ無風となる。
*殺生ヒュッテ~槍ヶ岳山荘
風が強く、止まないかぁとヒュッテの中でまったりしてましたけど、レインウエアをウィンドブレーカー代わりに着て7時前出発。
槍ヶ岳山荘までの区間は急登であるものの、殺生ヒュッテからスタートしているので体力は十分。高山植物を愛で乍らの登山が出来ます。
前日、苦しみながら殺生ヒュッテまで登った甲斐があったというものでしょう。
チングルマ(稚児車)
イワツメクサ(岩爪草)
*槍ヶ岳登頂
ザックを槍ヶ岳山荘にデポして、7時50分に軍手を装着して槍ヶ岳 肩 分岐から槍ヶ岳登頂を開始した。
ラスト200m
鎖、梯子を使い3点支持をしっかりして高度を上げていく。天気が良いからと周りを見る余裕は無かったが。
子槍までは写真を撮る余裕もあったが。。。
気になっていた風は収まってる。20分程で槍ヶ岳山頂着。これで4回目の登頂成功だ。何度登っても達成感がある山だ。
目に付くのが祠だが、
頂上はこの三角点だろうな。
さて、登った時間帯が良かったのか登山者は数名程。その中に殺生ヒュッテでお隣さんだった静岡兄弟さん(仮称)の姿もあった。共に頂上からの景色を堪能し、3000m峰の完登を目指す彼らにエールを送る。また下山中の槍沢ロッヂで遇うかもね。
北鎌尾根からのクライマーがヒョイと現れた。拍手。
笠ヶ岳と後方に白山
北穂と前穂
ジオラマ風で槍ヶ岳山荘
覗き込むようにして下を見ると、お世話になった殺生ヒュッテさん。
半時程頂上からの景色を堪能したら、名残惜しいが下山だ。快晴の日に登れた事に感謝ですね。
下山時の鎖場。気を引き締めて降りよう。
振り返って槍ヶ岳
*西鎌尾根
9時過ぎ、肩の分岐からちょっとだけ西鎌尾根に行って見た。西鎌尾根から槍がどんな風に見えるか?
なるほど、子槍の存在感が大きい。シルエットの時間帯での撮影だが、夕刻には残照を浴びて赤く染まるのだろう。
高山植物を見たら、無下に通り過ぎる事が出来ずに撮ってしまいます。槍ヶ岳と高山植物のコラボを撮るだけでも丸一日欲しいところです。
ハクサンイチゲ(白山一華)
イワベンケイ(岩弁慶)
ミヤマオダマキ(深山苧環)
次回、大喰岳でまったり編に続く。