夏の山行、槍ヶ岳~その3 夜明けの槍ヶ岳 2015/07/26 [槍ヶ岳]

●夏の山行、槍ヶ岳~その3 夜明けの槍ヶ岳 2015/07/26
槍ヶ岳の山行は二日目の朝、山旅のイベントと言えば御来光でしょう。
ここ殺生ヒュッテからは御来光を直接拝めないものの、赤く焼けた槍を拝めます。
朝起きたのが明るくなった4時半過ぎ、真夜中の撮影がちょっと響いて寝過ごしてしまった。
強風の中、大急ぎで朝焼けを眺めに出ると、赤焼けの槍ヶ岳に間に合ったようだ。
yariP7260429xga.jpg富士山がクッキリの朝

yariP7260431xga.jpg大喰岳が赤く染まる

yariP7260432xga.jpg槍ヶ岳が朝日で赤く染まる

下界の気温はどのくらいかは分かりませんが、朝の気温が9℃。ストーブが有難い山小屋の朝でした。
yariP7260446small.jpg登頂出発前には多少気温が上がったものの、強風は続きます。温度計が風で振られてます。

次回、槍ヶ岳登頂編に続く。


夏の山行、槍ヶ岳~その2 槍ヶ岳と星空 2015/07/26 [槍ヶ岳]

●夏の山行、槍ヶ岳~その2 槍ヶ岳と星空 2015/07/26
深夜2時過ぎに起床。尚、ヒュッテで同じ蚕棚のお隣さんの静岡兄弟(仮称)には予め、真夜中に起きますと謝っておきました。
殺生ヒュッテの外に出ると空一杯に星が眩いている。
今回の槍ヶ岳登山の目標の一つの槍ヶ岳と星空の撮影にチャレンジだ。
ヘッドランプの灯りを頼りに三脚にカメラをセットするものの、カールの吹きおろしの風が強くブレが気になるところではありました。
ダウンを着ていても寒くはありましたが、光害も無く純粋に星空を楽しめたのです。
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yariP7260413ps_xga.jpg人工の光は肩の小屋(槍ヶ岳山荘)のみ

【設定】
OM-D E-M1
4/3 12-60mm
ISO感度;1600
撮影mode;manual
絞り;F2.8
SS;40秒~50秒
フィルター;Kenko ソフトンA
photoshopで更なる星の嵩上げ処理加工

次回は朝焼けの槍ヶ岳です。


夏の山行、槍ヶ岳~その1 上高地から殺生ヒュッテまで 2015/07/25 [槍ヶ岳]

●夏の山行、槍ヶ岳~その1上高地から殺生ヒュッテまで 2015/07/25
今年の夏の山行は3年振りの槍ヶ岳。何度見ても飽きない穂先の見事なお姿。何度でも行ってみたい山だ。
今回は槍ヶ岳越しの星空を撮る事を目標としてみた。3年前に見た星空に感動して以来だ。

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【ルート】
※7/25上高地BT~槍沢~殺生ヒュッテ(泊)
  7/26槍ヶ岳~大喰岳~槍ヶ岳山荘~槍沢ロッヂ(泊)
  7/27槍沢ロッヂ~上高地BT
【7/25天候】
基本晴れ。グリーンバンド到着時、山頂はガスだったが、夕刻に晴れ。

*上高地行のさわやか信州号
7月24日金曜新宿発夜行上高地行のさわやか信州号が25日の早朝の上高地BT(バスターミナル)に到着する。
眠っていても目的地に着くのだから高速バスでの移動は楽だな。
当夜新宿から4台のバスが運行され、3台ALPICO交通で一台は京王バスだった。京王バスでもさわやか信州号を運行するのだね。

*コースタイム目標
本日は上高地からお宿として槍ヶ岳直下の殺生ヒュッテ迄を目標とする。
上高地から標高差1400m弱、距離22km、歩行時間10時間程の長丁場だ。
大目標として
10時半を目途に槍沢ロッヂに到着
11時同ロッヂを出発
16時殺生ヒュッテ到着目標
いざ、出発。

*上高地-横尾
焦らず、ゆっくりと歩き出す。1時間毎の各休憩ポイントでシャリバテにならないようお握りを1つ食べて行った。

yariP7250275vga.jpg河童橋から1時間程で明神に着

横尾までは3時間。明神、穂高を眺めながらの梓川左岸の遊歩道は気持ちが良い。

yariP7250278vga.jpg上高地はキノコの季節でもあるのです。

距離上の中間地点(上高地まで11km,槍ヶ岳まで11km)の横尾では工事が入っている。トイレの新設工事です。そう言えば、途中通過の徳沢ロッジも改修工事中だったな。
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*横尾-槍沢ロッヂ
yariP7250287small.jpg横尾からは登山エリアに入る。涸沢に行く人、槍ヶ岳に行く人、蝶ヶ岳に行く人の分岐点だ。

yariP7250295small.jpg槍見河原から槍ヶ岳を見遣る。先は長い。

yariP7250299vga.jpg梓川の源流である槍沢カールからの流れ

梓川の流れを身近に感じつつ、一の俣、二の俣を通過して行く。横尾から1時間半の10時半過ぎに槍沢ロッヂに到着。
此処まで予定通り目標時間内に収まったので、このまま宿泊予定地の殺生ヒュッテまで向かう事に決めた(場合によって槍沢ロッヂさんにお世話になる事もあります)。
ここら辺りが時間上の中間点。頂上付近の山小屋まで補給無しの登山が始まる。水の補給をしておこう。1.5LRの水筒に満タンにしておけば安心だ(これから通過するババ平のキャンプ場でも水の補給は出来る)。

*ババ平-大曲-天狗原分岐
キャンプエリアのババ平だが、工事が入っている。ここもトイレの新設工事と見た。
工事中だが、水はじゃんじゃん出て補給の心配なし。

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yariP7250309vga.jpg先の大曲を左に大きくドッグレッグ、更に先のハイマツ帯を右にドッグレッグしないと槍は見えない。遠く長いあと5km。

槍ヶ岳まで5kmの標識がある。あと5kmと見るか、永遠に続く5kmと見るかは、登山者毎に印象が違うだろう(7月初めに入院をして体力が落ち気味の自分には果てしなく続く5kmでしたが)。

yariP7250316vga.jpgクルマユリとか

yariP7250324vga.jpgニッコウキスゲ達が登山を応援してくれます。

大曲の辺りから雪渓歩きが暫く続きます。軽アイゼンを装着してGO!

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フーフー言いながら天狗原分岐の目前まで辿り着いた時、サルが居た。軽くヒョイと立ち去る。身のこなしは適わないぜ。天狗原分岐は上高地1500mから850m弱登った標高2348mの所。槍ヶ岳3180mの標高差のほぼ中間点だ。此処まで来たらもう引き返せない。行くしかない。
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yariP7250333vga.jpg休んでは登り、また休んでいるとシナノキンバイや、

yariP7250325vga.jpgハクサンフウロが登山者を応援してくれる。

*グリーンバンド
天狗原分岐から先も急登が続く。おまけに槍ヶ岳の姿は雪渓を横切り2500mのグリーンバンドに至るまで見えない。精神的にも肉体的にも辛い所だ。
見えるかな?とグリーンバンドに到着しても頂上はガスの中だ。
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*播隆窟-殺生ヒュッテ
確実に標高を稼いでいると、ガスの中から槍ヶ岳の姿が現れた。実に有難いお姿。槍ヶ岳開山に注力された播隆上人のお蔭さま。

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yariP7250353vga.jpg播隆窟より槍ヶ岳を見る

目標のお宿の殺生ヒュッテさんは近い。最後の踏ん張り所だ。16時前、予定通りに到着。
槍ヶ岳を仰ぎ見ながら、缶ビールで祝杯を上げた。しかし気温13度は寒い。熱燗にしておけば良かったかなw

yariP7250366vga.jpgドラマチックトーンで槍ヶ岳

殺生ヒュッテさんの混み具合と言おうか余裕度と言いましょうか。全くの余裕です。布団一人で複数枚です(実際には複数枚は使いませんが)。
山小屋の掟を守ってスマートに活用出来れば(槍ヶ岳からちょっと距離はあるものの)クラシカルな良い所です。
個人的には此処から見る槍ヶ岳の姿が恰好良いと思う。

*夕暮れ
17時からの食事の後、夕暮れを眺めに外に出てみるとシルエットの槍ヶ岳。前穂のシルエットが印象的だ。
明日も晴れるな。きっと。

yariP7250388vga.jpg斜光射す槍ヶ岳穂先

yariP7250394xga.jpg前穂が夕焼けに沈む

yariP7250399xga.jpg夕焼け雲と殺生ヒュッテの屋根越しに槍ヶ岳

【7月25日sat.の日程】
5:20 上高地BT
5:45 河童橋
6:45 明神
7:45 徳沢
8:40 横尾
9:40 槍見河原
9:55 一の俣
10:10 二の俣
10:35 槍沢ロッヂ
11:00 槍沢ロッヂ出発
11:35 ババ平
13:45 天狗原分岐
14:45 グリーンバンド越え
15:00 坊主岩屋下
15:10 播隆窟
15:55 殺生ヒュッテ着

【ポイント毎の標高】
上高地BT     1,500m
明神分岐      1,530
徳沢            1,562
横尾            1,620 槍ヶ岳迄11km(距離の中間点)
一ノ俣          1,705
槍沢ロッヂ     1,820 槍ヶ岳迄5.9km
ババ平          2,080 槍ヶ岳迄5km(行動時間のほぼ半ば)
大曲             2,100
天狗原分岐    2,348 (標高差のほぼ中間点)
グリーンバンド 2,500
坊主岩小屋    2,660
殺生ヒュッテ   2,864
槍ヶ岳山荘    3,080
槍ヶ岳          3,180
大喰岳         3,101

次回は槍ヶ岳の星空に続く...


3000mの夏休み~槍ヶ岳 二日目(殺生ヒュッテ~東鎌尾根~槍ヶ岳~槍沢ロッジ) [槍ヶ岳]

●槍ヶ岳2日目 (殺生ヒュッテ~東鎌尾根経由~槍ヶ岳山頂~槍沢ロッジ) 2012/7/27 (金) 晴れ

前夜、夕食後にそのままダウンしたため、ヘッデンの準備をしていなかった(3時に目が覚めた)。
ちょっとガサコソと音を立ててしまい周りに迷惑をかけてしまった。反省点である。

外に出てみれば、天の川、北斗七星が槍ヶ岳に架かっている。実に感動ものだ。
写真に出来れば良かったが、今まで星景写真に手を出していなかったのでボツ。次回の目標にしようy

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4時過ぎからはブルーグレイの世界。槍ヶ岳山荘に明りが灯る。
夜明けは、雲海に浮かぶ南アルプス、富士山、八ヶ岳を眺め、槍ヶ岳を見遣る。5時前に槍ヶ岳に陽が射せば赤槍である。

yariP7273437xga.jpg殺生ヒュッテからはご来光は見えないが、その代わり赤槍を眺める事が出来る。布団にも余裕があり、結構お気に入りの小屋です。

yariP7273440xga.jpg南岳、穂高方向

今年はバリエーションとして殺生ヒュッテから東鎌尾根経由で槍ヶ岳頂上に向かうことにした。梯子ありの気が抜けない尾根コースではある。

yariP7273464xga.jpg高度感があり、結構スリリングな東鎌尾根。

yariP7273465xga.jpg梯子を昇らねば先に進めない。


槍ヶ岳頂上は10名前後で渋滞も無く快晴の風景を堪能した。実に有難い事である。yariP7273491xga.jpg槍ヶ岳頂上から穂高を望む

yariP7273525xga.jpg肩の小屋に降りたらヘリが飛んで来た。怪我人が出たとの事。この後、殺生ヒュッテのヘリポートから救助され、松本方面に飛んで行った。当方は無事頂上を踏めて槍ヶ岳に感謝の思いである。

yariP7273536xga.jpg槍ヶ岳の本流を下る

yariP7273544xga.jpg播隆窟

yariP7273553xga.jpgグリーンバンドを過ぎれば槍ヶ岳は姿を隠す。立ち去り難い気分を抑えて下山だ。

下山の槍沢ロッジには15時に到着。外はかなりの人数で賑わっていた。足元を見ればロッジのサンダルを履いている(ここで混雑覚悟)。
金曜の宿泊で晴れていれば混むよなぁ。食事は2回戦+遅着の宿泊者のためにもう一回ってな感じである。
山小屋は8時過ぎれば消灯だ。テレビでオリンピックを見ていようがお構いなし。まぁ、夜になれば寝るのが当たり前で、起きていれば無駄にエネルギーを使う(槍沢ロッジは梓川でマイクロ水力発電を使用しているため24時間発電は可能と思われるが)。石油産出がピークを過ぎた世の中である。省エネ出来るところは徹底してすべきだろう。原発の話になるが、石油無しでは原発は運用出来ない(燃料棒の精製とか、非常時にディーゼル発電で炉を冷却しなければならないとか、バックアップの火力発電とか。。。)。真夏でも立派なスーツ・ネクタイを着用した●●党の御仁には分からないだろうなぁ。と考えつつ窮屈な就寝(布団一枚に二人程度)。

【行程】
殺生ヒュッテ 6:45発
東鎌尾根 7:00
槍ヶ岳3180m 8:00登頂開始 8:45登頂
槍ヶ岳山荘下山 10:00
槍沢ロッジ 15:00着 宿泊

●槍ヶ岳3日目 2012/7/28(土) 下界は晴れ 但し槍・穂高山頂はガスの中の様だ。
槍沢ロッジから眺める槍ヶ岳の槍先にはガスがかかっているように見える。皆が安全に登頂出来ることを祈りつつ上高地への帰路に着く。

【行程】
槍沢ロッジ出発   6:15
横尾発 7:55
上高地バスターミナル 11:00着
上高地発バス11:30
新島々着    12:35  
松本発あずさ20号 13:48 


3000mの夏休み~槍ヶ岳初日(上高地~殺生ヒュッテ) 2012/7/26 (木) 晴れ [槍ヶ岳]

●槍ヶ岳初日(上高地~殺生ヒュッテ) 2012/7/26 (木) 晴れ

下界では暑苦しい夏がやって来た。休暇とうまく重なり今年も3000mの避暑となった槍ヶ岳への山旅である。
前夜、アルピコバスさわやか信州号に乗り込み、上高地で晴天の爽やかな朝を迎えた(バスの予約はほぼ1カ月前なので、好天は運次第である)。
日中の暑さもあり、若干ペースは遅れたが、何とか宿泊予定地の殺生ヒュッテに到着。夕食の後はそのままダウン。。。
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行動目標
・初日に殺生ヒュッテまで16時に到達する事(朝一に上高地入りは必須)。
・片道22kmの長丁場であるので、シャリバテにならぬよう明神、徳沢、横尾、槍沢ロッジの各休憩ポイントでオニギリを頂く。
・ババ平で水筒に給水

暫定目標ポイント
・距離中間ポイント;横尾 上高地から11kmが槍ヶ岳までの中間ポイント
・時間ポイント;槍沢ロッジ 10時半から11時くらいに到着出来れば時間的には中間ポイントになる。進むか、泊まるかの判断を下す。
・高度ポイント;上高地1505m、槍ヶ岳3180mなので天狗原分岐2345mあたりが中間標高。つづら折りを越えハイマツ帯のグリーンバンドから槍ヶ岳を見上げるまでが気持ちの上での山場だろう(槍が見えても歩みは進まないが。。。)

yariP7263378xga.jpg河童橋から焼岳

yariP7263379xga.jpg朝日の射す穂高

yariP7263386xga.jpg槍見河原で槍ヶ岳と対面。まだまだ先は長い

yariP7263390xga.jpg昼過ぎ、ババ平で視界が開ける。氷河地形が分かるだろう。地形はこの先の大曲がりで左に回り込んでいく。

yariP7263391xga.jpg大曲がりにて。同じ場所で毎年咲いているユリを見る事が楽しみになっている。

yariP7263403xga.jpgつづら折りの先には槍ヶ岳の眺望が待っている。踏ん張りどころ

yariP7263412xga.jpg夕方、殺生ヒュッテに無事到着。一日晴れて有難い日であった。


【行程2012/7/26 (木)】
上高地バスターミナル 5:30 さわやか信州号で上高地入り。
横尾 8:40
槍見河原  9:35
槍沢ロッジ10:30着 11:00発 
ババ平 11:30
大曲 12:15
天狗原分岐 13:40
グリーンバンド 15:00
坊主岩 15:55
殺生ヒュッテ 16:30着
夕食 17:00


槍ヶ岳2日目 南岳へ(晴れたら気持ちの良い)3000mの散歩道 [槍ヶ岳]

●槍ヶ岳2日目 南岳へ(晴れたら気持ちの良い)3000mの散歩道
 2011/7/25 Mon. 晴れのち霧、昼から雨

夜中に叩きつけるような雨で起きた。駄目かなと思い再度寝る。
が、夜明けは晴れた。雲海に浮かぶ山々を眺め、槍ヶ岳を見遣り、今回の目標である南岳行きを決する。

【行程】
殺生ヒュッテ 6:15発
槍ヶ岳3180m 7:00登頂開始 7:30登頂  8:00下山後ガス
大喰岳3101m
雷鳥遭遇 9:27
中岳3084m  9:49中岳
南岳3032m  11:48
南岳小屋 12:00前 着後雨

yariP7250688xga.jpg夜明けの殺生ヒュッテ

yariP7250689xga.jpgブルーグレイの槍

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yariP7250709xga.jpgほんのり赤く染まる槍

yariP7250714xga.jpgチングルマの花越しに槍

yariP7250715xga.jpg子槍。結構高度感が出てくるところです。

yariP7250717xga.jpg最後は階段2つを上がれば良い(後ろを振り向いてはならない、上だけを見れれば怖くない?)。

yariP7250718xga.jpg平日月曜の朝ということもあって山頂はほぼ貸切

yariP7250730xga.jpg槍ヶ岳山頂から望む今日の行き先。大喰岳~中岳~南岳。その先には穂高連峰。この後、ガスがかかり始める。

yariP7250738xga.jpg飛騨乗越から。ドラマチックトーン

yariP7250748xga.jpg中岳に向かう途中で雷鳥親子に遭遇。脅さないようゆっくりと並んで歩く

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yariP7250756xga.jpg

yariP7250760xga.jpg

yariP7250768xga.jpgドラマチックトーンで中岳越しに見た槍ヶ岳。この山行で見た槍ヶ岳はこれが最後。

yariP7250776vga.jpg南岳小屋。霧/雨で展望が全くない。晴れた日に槍・穂高の眺望を期待してまた行きたい小屋だ

南岳小屋宿泊者は30名くらいか。
キレットを越え北穂高を狙う登山者が多い。自分にはキレットは厳しく思われ遠慮するが、果敢にチャレンジする登山者は素直に尊敬する。

 

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槍ヶ岳 初日(上高地~殺生ヒュッテ) Mt.Yari July. 2011 [槍ヶ岳]

●槍ヶ岳 初日(上高地~殺生ヒュッテ) 2011/7/24 Sun. 曇り/晴れのち曇り

yariP7240681xga.jpgドラマチックトーン(殺生ヒュッテから見上げる槍ヶ岳)

何回か槍ヶ岳にチャレンジしたこともあってペース配分が掴めてきた。
自分の場合は、(悪天を除き)初日に殺生ヒュッテまで16時に到達する事である。
朝一に上高地入りは必須だ。
22kmの長丁場であるので、シャリバテにならぬよう明神、徳沢、横尾、槍沢ロッジの各休憩ポイントでオニギリを頂く。
また暫定目標ポイントを設定しておくと良さそうだ。
距離中間ポイント;横尾 上高地から11kmが槍ヶ岳までの中間ポイント
時間ポイント;槍沢ロッジ 10時半から11時くらいに到着出来れば時間的には中間ポイントになる。遅くなったら無理せず槍沢ロッジ宿泊ですね。
高度ポイント;上高地1505m、槍ヶ岳3180mなので天狗原分岐2345mあたりが中間標高。ハイマツ帯のグリーンバンドを越え、槍ヶ岳を見上げるまでが山場だ。


【行程2011/7/24 sun.】
上高地河童橋 5:50 さわやか信州号で上高地入り。
槍見河原  9:40
槍沢ロッジ10:30着 11:00発 
ババ平 11:27
大曲 12:10 この辺りまでは晴れていた。
グリーンバンド 14:20
坊主岩 14:50 ガスに槍ヶ岳は出たり消えたり。
殺生ヒュッテ 16:00着 結構寒い。納得の気温12℃

 

yariP7240643svga.jpg槍見河原(ここでは見えたが、槍沢ロッジでは槍ヶ岳はガスの中だった)

yariP7240649xga.jpgババ平。ここらから「登るぞ!」と気合が入り始める。

yariP7240650xga.jpg大曲に咲いているクルマユリ。毎年咲いているようで、眺めるのが休憩の楽しみとなった。

yariP7240656xga.jpgグリーンバンドを越えるまでが大仕事。今年も槍ヶ岳に会えて至福の一時である。

yariP7240661xga.jpg播隆上人ゆかりの坊主岩。怪しくなった天候もなんとか雨にならずに済んだ。有難いものです。

 

小屋で聞いた明日の天気では、寒気が入り
25日 曇りのち雷雨の予報である。素直に下山するのもありと思った。
明日の槍ヶ岳登頂に暗雲が。。。

次回に続く...


24th - 26th July, 2010 Mt.YARI  槍の穂先でのんびりと [槍ヶ岳]

夏休みどこに行くかは梅雨明け前から決めていた。今回のテーマは”槍の穂先でのんびり”、”高山植物を愛でる” だ。

出発前予報では7月24日晴/曇、25日晴/雨、26日曇であった。登頂予定の25日朝は天候はなんとか大丈夫だろうとの期待で出発する。(昨年2009年7月の槍ヶ岳行きでは雨中の行軍を強いられ、槍も見えずに終了)

上高地行の"さわやか信州号"に乗り込み、7月23日夜出発した。

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