黄葉と霧の北八、大河原峠 H30/10/20

●黄葉と霧の北八、大河原峠 H30/10/20 sat.
ビーナスラインを走っていた朝は晴れていたんです。蓼科山を廻って大河原峠に到着後も。
大河原峠のカラマツは黄葉見頃。しかし、青空とカラマツ黄葉の組み合わせは徐々にガスの中に消えていく～。
晴れていれば、双子山の眺望、青（空）と黄（色のカラマツ）の補色関係が絵画的です。神秘的な双子池の風景も外せません。
また、苔の峠越えも北八らしい。
ガスの中での山旅となりましたが、双子池は神秘性を増したような感がありました。

【目的山域】
北八ヶ岳　大河原峠から双子山、双子池、亀甲池の周回。半日程のコースです。

【天候】
朝は晴れのち霧。寒気が入り、午後は雨。

*女の神展望台 1700m
ビーナスライン途中にある女の神展望台に立ち寄れば、黄葉の蓼科。遠くに南アルプス、中央アルプス。茅野市街は雲海の下だ。


*白樺高原夕陽の丘
白樺高原国際スキー場に至る途中にある展望台。晴れれば北アルプスの遠望が得られる所。
カラマツ林の黄葉が整然と並んでおります。これだけ見ても来た甲斐がある。


*大河原峠 2093m
7時半に大河原峠に到着すれば青空とカラマツ黄葉が良い頃合いなのでした。
いかし、出発準備を進めるうちにガスが覆い始めるものの、登山届を提出してイザ出発。
カラマツと前掛山。蓼科山は更に奥にある

この秋初めて見た霜柱を見てから双子山を目指して出発

ガンコウランの実

*双子山 2224m
本日の最高所の双子山ですが、眺望はガスで全く無し。晴れていれば北横岳と蓼科山が見えるんですけどね。
こんな時は足元に注意して行けば、見えてくるものもあるでしょう。
双子山。山頂の標識以外見えるもの無し
足元を見れば苔の中にも紅葉

米粒程のキノコを見つけた

*双子池（雄池、雌池）2030m
熊笹を掻き分け、カラマツ林を通って10時前に双子池に到着。実に静かな神秘的な池であります。
特に雄池は双子池ヒュッテの飲用水ともなりますで環境保全に気を使っています。池に行くときの装備はカメラと水筒だけに制限されます。

ナナカマドの紅葉が雄池に浮かぶ

雌池
寒気が入り、霧が雌池の上に発生


*コケの道の峠越え
双子池から次の亀甲池までは70m程登り、峠を越えなければなりません。
この峠道は湿度が高そうで倒木に苔むす道。真に北八らしい風情です。
苔の間からイケそうな感じのキノコ
カベンタケかな？
苔の上にナナカマドの落葉

*亀甲池
峠を登った分下って亀甲池に至りました。
シラビソ、トウヒ主体の森の中ですので紅葉は無いのですが、岩石が徐々に移動して甲羅のような多角形に並んだ模様の亀甲構造土が見られる池です。

*天祥寺原経由で大河原峠へ
亀甲池の先は熊笹とカラマツ黄葉を眺めながらの道です。
青空があればなぁと思いますが、それより雨が心配になってきました。レインウエアを羽織って何とか大河原峠に戻って参りました。
大河原峠に戻ってから一息後に雨。
苔むすカラマツ

蓼科山が見えてきました。晴れれば、青と黄色。赤に緑で色の対比になるんです



人も多くなく、ガスっても苔むす登山道を観察出来ますので、此処は黄葉の穴場と言えるかも知れません。


【行程】
6:50女の神展望台1700m
7:04白樺高原夕陽の丘
7:30大河原峠2093m
8:18大河原峠発
8:52双子山2224m
9:50双子池2030m
11:45亀甲池2040m(地図読み)
12:28天祥寺原1970m(地図読み)
13:17大河原峠戻り


お供のカメラは
EM-1 12-60swd
TG-5
でした。

追記
翌日は富士山が真っ白の朝でした。

コメント 4

半日なのに、これだけの光景に出会えるの、良いですね〜＾＾
by achami (2018-10-27 14:29) 

achamiさん、こんにちは
北八の魅力がギュッと詰まっていて良い山旅だったと思いますよ～。
霧でも満足。晴れていれば言う事なしの秋山でしょう。
by kazeneko (2018-10-29 22:08) 

北八のこの季節は味わい深い光景がとてもイイですね～
大河原峠には、数年前の雪山登山で蓼科山に登った後にシラビソの原生林の樹氷を楽しみながら大河原峠まで下山してきたのですが、とても楽しかった思い出があります。
双子池の神秘的な光景がとてもいいですね～
写真を見てまた登ってみたいなぁ～と思いました。
by creeker (2018-10-31 01:34) 

creekerさん、こんにちは
樹氷の原生林も行きたいですね～
双子池は実に静かで良い所でした。
by kazeneko (2018-10-31 19:35)