西湖から富士山を見に雪頭ヶ岳、南アルプスを見た鬼ヶ岳 2016/11/13 [富士山]

●西湖から富士山を見に雪頭ヶ岳、南アルプスを見た鬼ヶ岳 2016/11/13
立冬を過ぎて小春日和の日。先日の雪で富士山は冠雪しています。
快晴の日に富士五湖の西湖を丸ごと眺められる雪頭ヶ岳(せっとうがたけ)、更に南アルプス展望が得られる御坂山地の鬼ヶ岳(おにがたけ)に登って参りました。
帰路は鍵掛峠を経由して根場に戻る周回コースです。
西湖は本栖湖共々個人的にお世話になっている湖です。西湖から仰ぎ見る御坂山地は峰々がカタチ良く登り甲斐がありそうで、以前からチャンスがあれば登ってみたいと思っていた山系でした。
07settougatake_パノラマ1vga.jpg
【天候 河口湖12時】
気温;17.5℃
風速;西北西    1.9m/s

      データ     時刻
最低気温(℃)     3.3     03:13
最高気温(℃)     17.7     12:01
最大瞬間風速(m/s)
(風向(16方位))     8.0(西北西)     13:48

*西湖 根場(ねんば)浜駐車場
7時過ぎに河口湖、道の駅かつやまで一休み。釣り客で駐車場は満車に近い状態でありました。
7時半西湖の根場浜に到着すれば、朝もやに包まれる西湖から富士山の眺め。長年通っていても簡単にはお目に掛かれない風景が待っておりました。
00moonPB130490small.jpgスーパームーン前夜の十三夜に出発

02saikoPB130495vga.jpg西湖に到着すれば朝もやのタイミングだった。この風景だけでも西湖に来た甲斐があるというもの

*鬼ヶ岳 十二ヶ岳 登山道
8時過ぎに鬼ヶ岳方面に登山開始。雪頭ヶ岳まで2時間半予定であります。
途中、西湖"いずみの湯"の利用案内看板がありました。登山道入口の送迎サービスもあるとの事。"いずみの湯"に車を停めて登山口まで送迎してもらうのも良さそうです。下山後は温泉だねぇ。登山者にも積極的に営業してます。
ヒノキの植林地区にテーピングされた木々が現れます。鹿の食害防止テープなのでしょう。
登山道はヒノキの植林からカラマツ植林に変わり、ブナ原生林へと植生がハッキリしています。
03settougatakePB132024small.jpg駐車場の対面が登山道入口

03settougatakePB132025small.jpgいずみの湯の登山者向け営業看板がある

04settougatakePB132031small.jpgヒノキ植林帯にテーピング。鹿の食害対策と思われます

05settougatakePB130509small.jpg黄葉のカラマツ林を仰ぎ見る

06settougatakePB130513small.jpgブナの原生林

最後は雪頭ヶ岳で西風のブローが入っている西湖を眺め、富士山とご対面。

*雪頭ヶ岳(せっとうがたけ)1720m強
10時半雪頭ヶ岳に到着。
雪頭ヶ岳は鬼が岳の一部と見られているようで、地理院地図には雪頭ヶ岳の表示も高度も記されていません。読図から1720mとみました。
北側から見る富士山は実に端正に見えます。惜しいのは逆光。
しかし、逆光をものともせずに富士山と富士五湖が圧巻です。特に西湖から本栖湖にかけての青木ヶ原樹海が広大だ。
富士山の北西部に並ぶ大室山を始めとする側火山(寄生火山)の存在が良く分かります。ここから流れた噴火溶岩流が「せのうみ」まで流れ込み、本栖、精進、西湖を分断した現場を今、見ているのです。
07settougatake_パノラマ1vga.jpg西湖に西風のブローが入ってます

本栖湖、西湖、精進湖の三つの湖の成り立ちを備忘録として記しておきます。
富士山北西部には現在の本栖湖から青木ケ原を経て、精進湖、西湖、河口湖まで続く「せのうみ」といわれる湖があった。
西暦800年(延暦19年)大室山(現在1447m)噴火があり、流れ出た溶岩が「せのうみ」の一部をせき止めて本栖湖を作った。
平安初期、西暦864年(貞観6年)から866年にかけて、大室山のすぐ東側(富士山頂の北西10km)にあった標高1400mの石塚や長尾山(現在1424m)が噴火し溶岩が流れ出た。
この貞観噴火の際の石塚と長尾山の膨大な溶岩は、西暦800年の噴火で分断された「せのうみ」の大半を埋め尽くた。現在の精進湖と西湖はその残存。

富士山火山防災マップも見ましょう。
http://www.bousai.go.jp/kazan/fujisan-kyougikai/fuji_map/
富士山は青年期の活火山です。富士山火山防災マップを見ますと溶岩流の噴出は富士山の火口だけでは無く、南東から北西にかけての山腹をも想定しているようです。
青木ヶ原樹海を作った貞観噴火も富士山の北西部からの山腹からの噴火でした。
富士山の南東から北西に圧力が掛かっており、北東、南西方向には引っ張り圧があるらしい。

07settougatakePB130548small.jpg雪頭ヶ岳からのススキと富士山


*鬼ヶ岳1738mへ
さて、西湖の眺めを堪能した後は鬼ヶ岳に向かいます。
十二ヶ岳1683mを間近に見つつ梯子を登れば、鬼ヶ岳頂上です。標高は1738m。西湖902mから830m登って来ました。
冠雪した南アルプスが良く見えます。八ヶ岳はちょっと霞んでいました。残念ながら北アルプスは霞の中。
08onigatakePB132058smal.jpg鬼ヶ岳手前で見つけたキノコ

08onigatakePB132059small.jpg十二ヶ岳を横目に進みます。背後には河口湖

08onigatakePB132061small.jpg最後に梯子を登れば鬼ヶ岳到着です

08onigatakePB132062small.jpg鬼ヶ岳の角と富士山、西湖

08onigatakePB130551small.jpg鬼ヶ岳1738mから南アルプスの展望が広がる

08onigatake_パノラマ2small.jpg南アルプスのパノラマ

*鍵掛峠1512m(標高は峠データベースより)まで
鬼ヶ岳から鍵掛峠までは岩場ありロープ場ありの意外と手強い稜線でしたが、富士山を見ながらの歩きが救いです。
ここは修験道と思いながら、鬼ヶ岳から峠まで歩いた時間は1時間強。
09kagikakePB130581small.jpg富士を見ながらの鍵掛峠に向かいます

09kagikakePB132069smal.jpg12時半、鍵掛峠に到着。ここから根場に下山

*ブナ原生林を下山
鍵掛峠から降りれば、心地良いブナ原生林が続く。ブナの森の明るい感じが和みます。
途中ヒノキの植林帯があったのですが、苗木はプラスチック製の鹿食害防止筒に収まっておりました。
チューブ法による鹿食害防止策ですが、(鹿によるものか或は風雪、風水害によるものかは分かりませんが)かなりの本数が倒れており、メンテが追い付いていない様子。
10gezanPB130586small.jpgブナの黄葉

10gezanPB132090small.jpg

10gezanPB130605small.jpgモミジも良し

10gezanPB132091small.jpgヒノキのチューブ法による鹿の食害対策。急斜面に立ててありましたので、かなりの本数が転倒しておりました。どの程度効果があるでしょうか?チューブ法自体は効用ありのようです

*いやしの里根場(ねんば)
下山の先に茅葺き屋根の家が現れた。いやしの里は観光客で賑わっております。
茅葺き屋根の風景を借用しての富士山も素晴らしい。まさに日本の原風景でしょう。
昭和41年の台風被害で壊滅した根場地区、平成18年(2006年)に「いやしの里根場」として蘇りました。
11nenbaPB130609small.jpg茅葺きの家を見てると時間の経過がゆったり感じられます

11nenbaPB132100small.jpg江戸時代末期に建てられた養蚕民家の渡辺さんのお宅。国登録有形文化財となっております。そう言えば西湖の周りには渡辺さんの名前が多い気がします

11nenbaPB130616small.jpg紅葉と黄葉が見頃の"いやしの里"でした

11nenbaPB132113small.jpg西湖のユーモラスな案山子です。背後の山を登ってきました

さて、話は脱線気味になるが、マスコミを巻き込んでTPPが何だかんだと騒がしい。ウォール街の弁護士が原文を書いているこのTPPはかなりタチが悪い。
当然、林業にも影響が及ぶ。
資源は地産地消が望ましいと考える。輸入合板が安いからと輸入を増やせば国内の山が荒れてしまう。
地方自治体などで木材の地産地消のために進められている地域材の利用振興策は、「輸入材を差別するもの」として外資からSID条項で訴えられてしまう可能性がある。
ラチェット条項で下げた関税は戻せない。また、SID条項で外資の私企業に治外法権を与え、その私企業が日本国に損害賠償を訴える事が出来る。しかも日本国内には裁判権が無く、裁定は米国の投資紛争解決国際センタだ。
これは日本国民、日本国の主権を超えた存在になるのではないか?外資の私企業が日本国民より上位に立つ???
疑問が頭の中で渦巻いてます。
国体を変えるインパクトをTPPが持つのであるから、国会で批准ではなく、国民投票で決めるくらいのものじゃないですかね?
嘗て、日本が関税自主権復活、治外法権の撤廃の為に歴史上どれだけの犠牲を払ったか想いを馳せる事も必要でしょう。

世の中グローバル化が進んで庶民の懐は寂しくなり、一部(と思いたいが)の投資家、多国籍企業はタックスヘイブンに金を貯めるばかり。
法人税は引き下げ合戦のあおりで消費税はアップするばかり。

と、歩きながら思ってた。


この山行で出遭った登山者は10組くらいでしたので、静かな登山だったと思います。
富士の噴火の歴史を目の前にし、鹿の食害からグローバル世界の中の林業に思いを馳せ、根場地区の再生された日本の原風景に喜びを覚えた充実した山行でありました。

jyukai_google_earth_small.jpg富士山と富士五湖の位置関係

saiko_google_earth_small.jpg上記のマップの拡大。山行は西湖の根場を起点とする周回コースを取りました

【行程】
7:30 西湖 902m(根場浜駐車場)
8:05 鬼ヶ岳、十二ヶ岳 登山道入口
10:30 雪頭ヶ岳 (せっとうがたけ)1720m
11:10 鬼ヶ岳(おにがたけ)1738m
12:32 鍵掛峠(かぎかけとうげ)1512m
13:55 西湖いやしの里根場 Saiko 'Iyashi no sato NENBA'に下山

歩数 18,900歩。
お供のカメラはEM-1 12-60SWD、TG-2でした。


本栖湖上から富士山を眺める 2015/09/05 [富士山]

●本栖湖上から富士山を眺める  2015/09/05

8月下旬から秋雨で富士山を眺める事が出来ません。9月になって最初の土曜日が待望の晴れ予報になったので富士五湖の本栖湖に参りました。

本栖湖の真ん中に行ける機会がありましたのでカメラを持参して行ってきました。もちろん安全第一ライフジャケット着用です。

motosuP9050280vga.jpg画面中央に雲の合間から頭を出しているのが富士山。

お供はTG-2。水中に入った為、レンズ上に水滴が着いてますが、富士山を眺める事が出来て満足な日であります。


本栖湖から見た富士山 2015/8/12 [富士山]

本格的な夏になると本栖湖ではウォータースポーツが花盛り。
定番のカヌー、ウィンド。小型ヨットも。最近ではスタンドアップパドルボートもある。
でも、水の事故には気を付けて下さい。湖には低温水隗があります。ウェットスーツにライフジャケットは身に着けて!水の神様の竜神様を怒らせないように。

本栖湖の浩庵荘前からの富士山が久しぶりに見えました。有名な撮影ポイントからの撮影です。逆さ富士が湖に映えるように見えますが、ちょっと細工をしてます。
motosuP8120050vga.jpgアートフィルター使用

↑上の写真はアートフィルターのミラー効果です。↓下の方が実際の風景。

motosuP8120052vga.jpgドラマチックトーン効果

真夏のハイシーズンに麓からでも富士山を拝めるのはそう多くは有りませんから、今日はラッキーでした。

さて、鹿児島の桜島の噴火警戒レベルが4の避難準備に相成った。富士山は今のところ安泰のように見えますが、箱根とは近いし心配であります。 また、川内の発電所の責任者は稼働中止にして最低限火山灰risk対策を真剣に考えられた方が良いのでは?電源車が火山灰でスリップして動かないなんて事は笑い話になりません。現場での徹底したKYTと安全第一の社是が経営上の得策と考えます。

お供はタフカメラTG-2でした。


夏富士に笠雲~2015/7/19富士五湖 [富士山]

●夏富士に笠雲~2015/7/19富士五湖
19日午前11時、気象庁は「関東甲信地方は梅雨明けしたとみられる」と発表しました。
平年(7月21日ごろ)より2日早く、昨年(7月21日ごろ)より2日早い梅雨明けです。
(最早記録:7月1日(2001年) 最遅記録:8月4日(1982年))

海の日(2015年は7月20日)を目前にして漸く夏の陽射しと風の季節になりました。
山中湖の平野からは富士山もクッキリハッキリ見えます(夏の間はガスで見えない日が多い)。得した感じです。
fujiP7191869vga.jpg夏の日に富士山がクッキリ見える日は少ない。

fujiP7191872vga.jpg山頂に掛る笠雲。天候の崩れが予想される。

*諺「富士山が笠をかぶれば近いうちに雨」
笠雲出現時の雨の確率は7割もある!のですよ。
この日(7/19)は日中は晴れで良かったが、夕方は曇りになり小雨となった。諺は的中。

お供のカメラはTG-2です。


静岡から眺める富士山~三保の松原、薩埵峠、日本平 2014/5/18 [富士山]

●静岡から眺める富士山~三保の松原、薩埵峠、日本平 2014/5/18 晴れ 

今回は富士山を静岡市から眺める旅だ。お供はE-300。

sizuP5174594xga.jpg


*三保の松原
富士山が世界文化遺産に指定されてから三保の松原は気になっていた。
御穂神社から松並木の神の道を通り、羽衣の松へと向かう。現在の羽衣の松は3代目なんだそうだ。
訪れた時間帯が引き潮時なんで、潮と富士山のコラボは今一歩。早朝の満ち潮時が撮影には良さそうだ。
sizuP5174627xga.jpg


*薩埵峠(さったとうげ)107m
由比から旧東海道に入り、更にみかん畑、ビワ畑への通り道を登る。車のすれ違いは難しそう、どうやってすれ違うか。薩埵峠は富士山を背景に東海道本線、国道1号、東名高速が交差するポイントだ。
桜エビのかき揚げで有名の由比港だが、有名すぎて30分待ちは当たり前。待ちきれずに薩埵峠に向かう。

sizuP5174652xga.jpg薩埵峠・ちいさな駐車場越しの富士山を写す。

sizuP5174666xga.jpg交通の要所だけに震災時の影響は大きい事が予想される。

sizuP5174667vga.jpg薩埵峠は距離的に良い感じのハイキングコースですね 。

*日本平 307m
名勝として知られる日本平。茶畑越しの富士山を眺める。
sizuP5174684xga.jpgお茶畑と富士山。静岡のティピカルな風景。

sizuP5174692xga.jpg日本平ホテル先から富士山、駿河湾、茶畑。

 


カラマツ黄葉の富士山五合目~奥庭・御庭その2 2013/10/27sun. [富士山]

●カラマツ黄葉の富士山五合目~奥庭・御庭 2013/10/27sun.(前回の奥庭自然公園からの続き...)

●御庭(山頂側)
奥庭駐車場からスバルラインを渡って山頂側を登り、御庭から御中道を目指そう。
30分程かけて約100mを登れば休業の御庭山荘(大沢崩れの分岐点)に到着する。
oniwaPA270032xga.jpg森の中を暫く歩けば視界が開けてカラマツの輝く道となる。

oniwaPA270033xga.jpg富士山には何故かハイマツが無い。カラマツが斜面を支配する。

oniwaPA270045xga.jpg廃屋となっている御庭山荘。

御庭山荘が休業してから相当の年数が経ったと思われるが、休業理由を考えてみた。
*七太郎尾根(しちたろうおね)から富士山頂に至るバリエーションコースがある事
*御中道は大沢崩れの通行止め前は富士を周回出来た事
*御庭林道を使い、スバルライン開通以前にバス運行があった事
等々から、かつては人通りもそれなりにあったのだろう。栄枯盛衰を感じる。
スバルラインの開通で一気に登山者の流れが変わった事が推察される。

 oniwaPA270082xga.jpg南アルプスの眺望。本栖湖が見える。

oniwaPA270083xga.jpgカラマツ黄葉の御中道を行く。

10時40分に五合目が見えてきたので、折り返して戻る事にした。

 oniwaPA270088xga.jpg富士山の寄生火山。モヤモヤとした水蒸気が湧いていたが大丈夫か?

 oniwaPA270092xga.jpg月(小さいが、)とカラマツ

oniwaPA270115xga.jpg11時過ぎ、御庭山荘前に戻ってきた。太陽もやっと逆光域から順光になりつつあります。

oniwaPA270128xga.jpg森林限界でハイマツの代わりに生えるカラマツ。厳しい気候、風、低温、雪、不安定な土壌が低木となる要因だ。

●再び奥庭自然公園(山麓側)
昼過ぎ、奥庭駐車場に戻り、一息入れた後、光線の具合も良くなっているだろうとの期待感を持って奥庭自然園に再び行く。
okuniwaPA270136xga.jpg朝は日陰だった天狗の岩にも光線が入りました。

okuniwaPA270140xga.jpgここが奥庭自然公園の定番スポット。厳しい自然に耐えているカラマツ低木と富士山がテーマだ。カメラマンさんが列を作っていましたね。

okuniwaPA270147xga.jpg快晴の富士山にはなかなか出会えないもの。このまま居たら赤富士となっただろうか?

奥庭駐車場に戻ったら、スバルラインの通行がひっきりなし。この駐車場も満車だ。
カメラマンも数多し。大砲2丁抱えた人や車から機材を出したり戻したりする年配の方々。機材凄いなぁー。
今回は高速が混雑する前に下山する。御庭、奥庭は初の訪問だったが、カラマツの植生が実に興味深い所だ。

【行程】
7:00富士スバルライン料金所 1,088m
7:15一合目下駐車場 1,291m
7:40大沢駐車場 2,020m
8:00奥庭駐車場 2,220m
8:15奥庭 天狗岩 2,170m
9:00奥庭駐車場に戻る
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9:20御中道を登る
9:54廃屋の御庭山荘 標高2,350mほど
10:15寄生火山
10:40五合目が見えたところで御中道引き返し
11:00御庭山荘
12:12奥庭駐車場戻り
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12:30奥庭自然公園
13:20帰路


カラマツ黄葉の富士山五合目~奥庭・御庭その1 2013/10/27sun. [富士山]

●カラマツ黄葉の富士山五合目~奥庭・御庭 2013/10/27sun. 
27、28号のWタイフーン一過の快晴の予報。朝方、富士山のカラマツ黄葉を見るべく富士スバルラインを通り御庭、奥庭に向かった。
料金所を通れば紅葉が良い感じだ。一合目下の駐車場で富士山を仰ぎ見る。fuji1stPA270234xga.jpg
自転車(通行料200円のようだ)で登る人も結構見かけた。自転車位のスピードでゆっくり紅葉を眺めるのが良いのだろう。
大沢駐車場まで登れば、南アルプス、八ヶ岳の遠望が得られるが、標高が2000mを超えるために寒い。大沢駐車場を出て直ぐにニホン鹿と遭遇。角の立派な雄鹿だ。衝突しないように徐行して行く。

本日の行動は、朝方は奥庭自然公園に降りた後、御庭を登り、御中道を五合目方面にハイキング。
順光になったところで再び奥庭自然公園に戻る予定だ。

●奥庭自然公園(山麓側)
8時に奥庭駐車場に到着すれば、車が3分の1ほど埋まっている。朝の寒い時間帯ではあるが人気の場所だ。
防寒十分に着込み、山麓側にある奥庭自然園へ出発する。
駐車場から石畳の道をざっくり標高差50m程を下ると、奥庭荘だ。
okuniwaPA270238xga.jpg奥庭荘すぐの天狗の岩は日陰でしたのでHDR撮影してみました。

okuniwaPA270244xga.jpg陽が昇る。奥庭は北側斜面なので朝は思いっ切り逆光となる。

okuniwaPA270251xga.jpgカラマツとシラビソが交互に生える樹林帯

okuniwaPA270255xga.jpg前日の雨でしっとり感のカラマツ黄葉

okuniwaPA270009xga.jpg2000mを超える場所ですから、ふつうに霜が降ります。

okuniwaPA270014vga.jpg9時頃、一旦駐車場に戻り、山頂側にある御庭に向かう。

次回御庭編に続く...

【行程】
7:00富士スバルライン料金所 1,088m
7:15一合目下駐車場 1,291m
7:40大沢駐車場 2,020m
8:00奥庭駐車場 2,220m
8:15奥庭 天狗岩 2,170m
9:00奥庭駐車場に戻る

 


2011.10 富士山五合目2305mの秋 [富士山]

●富士山五合目2305mの秋 富士スバルライン

2011/10/23(日曜)曇りのち晴れ
まったりとバス旅行で富士山五合目へ行って参りました。
夏の週末は数キロの渋滞となる富士スバルラインだが秋は空いているのだろうか、日曜の昼下がりバスはスイスイと五合目まで進む。
登山シーズンが終わっているため空いてるんだろう、と思いつつ車窓を眺めていたら。。。
なんと富士山五合目はカラマツの黄葉が素晴らしい所だった。おまけに頂上3776mが間近かに見える。標高差1400mちょっと。
バス旅行のため滞在時間が僅かだったのが惜しい。
fujiPA232073xga.jpg

fujiPA232087xga.jpg小御嶽神社の鳥居とカラマツ