梅雨明けは未だかいな?過去の槍ヶ岳チャレンジ編 [槍ヶ岳]

●梅雨明けは未だかいな?過去の槍ヶ岳チャレンジ編

今年の梅雨明けは何時になるんでしょう。去年平成30年(2018年)の7月の太陽は眩しかった。
個人的に10年近く続けていた7月中旬の槍・穂遠征も記録的な日照不足で今年は無し。
ならばと、過去の槍ヶ岳チャレンジ編を書き綴ってみましょう。登山チャレンジは4回目にしてやっと登れた槍ヶ岳、2年かかりでした。

*北穂から眺めた槍ヶ岳
槍ヶ岳を初めて眺めたのは穂高に登った時です。フィルムカメラが全盛の頃でした。
北穂から朝焼けの槍ヶ岳を見た時は、いつかは登ってみたいと思ったものです。
hotakaIMG0033small.jpg北穂から眺めた槍ヶ岳

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*チャレンジ1回目 平成20年(2008年)8月表銀座から
月日は経って2008年8月、表銀座コースで槍ヶ岳にチャレンジしました、槍ヶ岳を目の前にして雨予報で下山。

【ルート】
初日;中房登山口-燕山荘(泊)
二日目;燕山荘-大天井ヒュッテ経由-ヒュッテ西岳(泊)
三日目;ヒュッテ西岳-水俣乗越経由-上高地下山

初日に中房登山口から急坂を登って燕山荘に宿泊。

omoteP8120827small.jpg急坂に喘ぐも槍ヶ岳が見えれば不思議と元気がでるもの


二日目は大天井ヒュッテを経由してヒュッテ西岳に宿泊です。

omoteP8130891small.jpgモルゲンロートの槍ヶ岳

omoteP8130895small.jpgモルゲンロートの燕岳。立山が遠くに見える


omoteP8130965small.jpg槍ヶ岳を目指して表銀座を行く

omoteP8130974small.jpgピークは過ぎているがコマクサも咲いていた


いよいよ槍ヶ岳に着くと思われた三日目は雨の予報。仕方なく槍沢に降りて上高地に帰還でした。
omoteP8131027small.jpg二日目はヒュッテ西岳に宿泊。槍ヶ岳を拝めたのは此処まで

*チャレンジ2回目 平成21年(2009年)5月残雪期偵察登山
表銀座にチャレンジした翌年の5月末、残雪をいただく槍ヶ岳を眺めに二泊三日の山旅に出かけています。

残雪期の槍ヶ岳に登るにあたっては、前年に冬季の千畳敷に行ったり、GW期の至仏山を登ったり、直前には八ヶ岳硫黄岳に登って装備類のチェックをした上での登山でした。
【ルート】
初日;上高地-槍沢ロッヂ(泊)
二日目;槍沢ロッヂ-殺生ヒュッテ(泊)
三日目;殺生ヒュッテ-上高地下山


初日は小雨降る中、槍沢ロッジまで。
二日目は殺生ヒュッテ或は槍ヶ岳山荘を目指して槍沢ロッジを出発します。因みに朝食時は一人で貸切状態だったw
ババ平から残雪が始まる。先行者のトレースを追いながら高度を上げていく。

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グリーンバンドは直登です。アイゼンは前歯付が必須。
yariP6012060small.jpg大曲のあたりで前歯付きのアイゼン装着

yariP6012064small.jpgグリーンバンドを登って行くと雲が湧きだした。この後はちょっと辛い展開に

yariP6012065small.jpg大曲を振り返る


ガスの中から槍ヶ岳がひょいと顔を出すが、その後に二度、三度と冷たいガスがかかる。無理するのも何だなぁと思い、見えていた殺生ヒュッテに立ち寄った。

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晴れれば、殺生ヒュッテから眺める槍ヶ岳がカッコイイ。そのまま宿泊させて頂いたのです。

yariP6012108small.jpg殺生ヒュッテの気温計は1℃を示していた

yariP6012224small.jpgガスったり晴れたりとしたけど、槍ヶ岳の風景を一人占め?

yariP6012286small.jpg槍ヶ岳直下の殺生ヒュッテ


翌朝はモルゲンロートを眺めてからの下山としました。
yariP6012295small.jpgブルーグレーの槍ヶ岳

yariP6022313small.jpgモルゲンロートに前穂のギザギザが垣間見える

yariP6022322small.jpgモルゲンロートに染まるには時季が早いようだ(ヒュッテ談)


yariP6022378small.jpg槍ヶ岳を振り返りながら下山していく。夏道は出ていないので自由勝手に歩いています(雪崩に気をつけながら)


上高地に戻れば、ニリンソウが咲き、新緑と残雪が眩しい。
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*チャレンジ3回目 平成21年(2009年)7月雨の槍ヶ岳
小雨降る中に直下の殺生ヒュッテまで詰めてきました。槍ヶ岳登頂を目指してきたのですが、翌日も雨。翌々日の予報も芳しくない。
そのまま下山。
【ルート】
初日;上高地-殺生ヒュッテ(泊)
二日目;殺生ヒュッテ-上高地下山

直下まで行けるのに頂には到達出来ないもどかしさ。次回は必ずと心に誓ったのです。
yariP7262547small.jpg殺生ヒュッテの窓に雨粒

yariP7272572small.jpgニッコウキスゲにも雨粒。でも綺麗だった


*チャレンジ4回目 平成21年(2009年)9月、槍ヶ岳の頂に立つ
9月の晴れた日、チャレンジを始めてから2年かかりましたが、やっと槍の頂に立つ事が出来ました。おまけに氷河公園の天狗池に映える逆さ槍も見る事が出来たのです。
休暇と天候が合えば登れるのですね。休暇申請ののタイミングが肝だったかな。

【ルート】
初日;上高地-槍沢ロッヂ-殺生ヒュッテ(泊)
二日目;殺生ヒュッテ-槍ヶ岳-大喰岳-南岳-氷河公園・天狗池-槍沢ロッヂ(泊)
三日目;槍沢ロッヂ-上高地下山

yariP9060104small.jpg初日に殺生ヒュッテまで。ようやく眼前の魔の山の頂に立てそう


殺生ヒュッテで迎えた朝は快晴。直下に居て天候もヨシ!念願の頂に立つ時が来たようだ。
yariP9070115small.jpgブルーグレーの槍ヶ岳にお月さま

yariP9070121small.jpgモルゲンロートの槍ヶ岳

yariP9070124small.jpg振り返って富士山に南アルプスが朝焼け雲に浮かぶ


yariP9070152small.jpg子槍を眺めながら頂点を目指す

~中略~


yariP9070196small.jpg槍ヶ岳を登った後は大喰岳、南岳を通って氷河公園に降りていきます

yariP9070218small.jpg天狗池の逆さ槍

yariP9070225small.jpg槍ヶ岳とチングルマの実を眺めた後はひたすら下山するのみ


お供のカメラは
OM-2sp 135mm コダクローム
E-3 12-60mmSWD
E-PL1 12-60mmSWD
でした。


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コメント 6

Jetstream

槍ヶ岳、楽しい思い出のようですね。
また登ってみたいと思う山ですが、たぶん今の脚力では上高地から槍ヶ岳山荘までは行けそうもありません・・
by Jetstream (2019-07-21 22:09) 

creeker

やはり槍ヶ岳という山は登山を志す人にとっては格別の山ですね^^
モルゲンの槍ヶ岳、刻一刻と雲の動きの変化にも独特な雰囲気の山容にも惹きつけられますね^^
私ももう5年ほど前になりますが、上高地~水俣乗越~東鎌尾根~槍ヶ岳~槍沢~上高地というルートを1泊2日で登頂出来ましたが、疲労感が半端なかったものの、槍ヶ岳登頂時だけ快晴に恵まれたので一生の思い出になりそうです。
kazenekoさんのように5月の残雪期にも一度はチャレンジしてみたいと思ってますが、かなりハードな行程になりそうですね。。。

by creeker (2019-07-21 23:31) 

achami

なかなか登らせてくれないお山なのですね〜。
4年前から行ってみたいお山のひとつでしたが、なかなかチャンスがなく・・・。
by achami (2019-07-22 14:12) 

kazeneko

Jetstreamさん、こんにちは
槍ヶ岳リピーターになりました。上高地から直下の小屋に一日で行くのは毎度大変です。
by kazeneko (2019-07-22 19:36) 

kazeneko

creekerさん、こんにちは
一泊二日で東鎌尾根経由ですかぁ!健脚ですね。自分は槍ヶ岳頂上に立つなら二泊しないとなりませぬ。
残雪期の槍ヶ岳は風景、山小屋一人占め感覚です。GW期はそれなりに混むのでしょうけど。
by kazeneko (2019-07-22 19:46) 

kazeneko

achamiさん、こんにちは
そうです。魔の山です。なかなか登らせてくれませんw
でもachamiさんは剣岳登れるんだから、晴れたらすんなりと行けますよ。
by kazeneko (2019-07-22 19:53)