日影林道から行く紅葉の高尾山 H30/11/24 [高尾山]

●日影林道から行く紅葉の高尾山 H30/11/24 sat.
秋も深まり、高尾山の紅葉シーズンです。勤労感謝の日の三連休中日に参りました。
晴れた三連休は激混み必至の高尾山ですが、裏高尾、北斜面を歩けば空いている。
スタート地点はJR高尾駅から小仏行きバスに乗って日影バス停から。最後は北斜面の蛇瀧に降りる経路です。

【目的山域】
高尾山

【コース】
日影林道~小仏城山~高尾山頂~4号路~2号路~蛇瀧コース


【天候 八王子】
晴れ
      データ     時刻
最低気温(℃)     3.7     23:56
最高気温(℃)     12.0     13:12
最大瞬間風速(m/s)
(風向(16方位))     5.0(北東)     12:55

*日影
JR高尾駅から小仏行きバスに乗って降りた所は日影バス停。先ずは日影林道コースで小仏城山に向かいます。
最初に真新しい登山届のポストが目に付きました。登山届が出せるなら次回は登山届をここに出そうっと思ったものです。低山とは言え山ですから遭難もあります。
takaoPB240245small.jpg登山届の用紙は無さそうなので、予め届をしたためる必要がありそう

*サルの群れ
日影林道を歩んで間もなく、ザワザワと木の枝が揺れていた。サルの群れが林道上空を枝から枝に飛び移っていたのです。
サルが居るのならば、イノシシも熊も居るんだろうなぁ。山ですから。
takaoPB240248small.jpg頭上を悠々と行くサルの群れの一部


*小仏城山
小仏城山が近くなったところで、色付いた山の秋の賑わいを感じます。リンドウの花が咲いていたし、モミジは赤い。遠くに見える黄色いイチョウ。
takaoPB240275small.jpgススキの穂が眩しい

takaoPB240297small.jpg秋を代表する花のリンドウ


takaoPB240312smal.jpg小仏城山の先でイチョウとモミジのコラボ


*紅葉台
ここはモミジの紅葉が良いですね。富士山はちょっと雲に御隠れでありました。

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takaoPB240330small.jpg


此処まではさしたる混雑も無く歩を進めて参りましたが、次は大混雑必至の高尾山頂。山頂を巻いて行くコースもありますが、やっぱり登っておこう。

*高尾山頂
階段を登り、山頂に着けば、おおっ!なんか世界が違う。
予想した通りですが、登山者に観光客、老若男女、ワールドワイドな人々が和気あいあい集まっていました。流石の高尾山。
takaoPB240333small.jpg人人で埋まる高尾山頂


*いろはの森コースはスズメバチ閉鎖
下山に混雑した1号路を少し経由していろはの森コースにある美人ブナに逢いに行こうと思っていたのですが、なんと!いろはの森コース上部はスズメバチ閉鎖。
仕方なく、戻って(トイレのある分岐の)4号路から下山としました。
takaoPB240341small.jpg


*4号路
吊り橋で人気の4号路とスズメバチで閉鎖のいろはの森コースとの交差から逢えなかった美人ブナを遠くに眺めて帰ります。
takaoPB249344small.jpgブナ黄葉


*2号路
4号路から2号路に入れば、すれ違う人も無く静かな紅葉の山旅が楽しめます。
takaoPB249355small.jpgモミジの紅葉も良いですが、広葉樹の黄葉も良いのでは?


*蛇瀧コース
2号路から更に下山路に使った登山道の蛇瀧コースですれ違った人は10人に満たなかったんじゃないかな?実に静かな登山道です。
水行道場に出れば、修験道を歩いているんだなぁと実感します。
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*蛇滝口バス停
バスに乗って帰っても良いし、そのまま高尾駅まで歩いても良さそうです。歩きました。
関所跡が有りましたし、高尾駒木野庭園もあります。丁度、職人さん達が松の雪吊りをしていた所でした。
高尾山って奥が深いんですね。
takaoPB240397small.jpg圏央道が通る蛇滝口付近。高尾山を貫く圏央道には度々世話になっていているので複雑な心境であります

【行程】
9:50日影バス停
11:30小仏城山
12:30紅葉台
12;40高尾山頂
14:15蛇瀧水行道場
14:40蛇滝口
15:20JR高尾駅


お供のカメラは
E-5 70-300mm
TG-5
でした。




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追記
外国人労働者の受け入れ拡大に向けた出入国管理法(入管法)改正案が、11月27日の衆院法務委員会で自民、公明、日本維新の会などの賛成多数により可決した。衆議院での質疑時間はたったの15時間だったとか。
15時間で移民国家となったのに対して、9月末に上陸した台風24号の激甚災害指定は11月30日だから2か月も慎重に審議していた!?


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GW後半に新緑の高尾山 2018/5/4 [高尾山]

●GW後半に新緑の高尾山 2018/5/4fri.
前日5月3日は二つ玉低気圧が通過して大荒れの天候でした。GW後半の出だしを挫かれた格好ですが、本日4日は快晴となりました。
思い立ったら、直ぐに行けるのも高尾山の魅力。気持ち良い新緑の高尾山へと参りましょう。
今日のルートは裏高尾の林道日影線から小仏城山経由で高尾山を目指す日影沢コースです。

【目的山域】
明治の森高尾国定公園、小仏城山~高尾山

【ルート】
日影バス停~林道日影線~小仏城山(巻道)~一丁平~高尾山頂
いろはの森コース~4号路~2号路~1号路~京王高尾山口駅

【天候 八王子】
晴れ
最高気温;22.8℃
最大風速:北8.6m

*林道日影線
JR高尾駅から京王バス2番線小仏行きに乗り、11分程で"日影"バス停にて降車。


takaoP5040170small.jpg早速、ヒカゲスミレさんがお出迎え


この日の花の主役はアヤメ科の"シャガ"。林道日影線のあちこちで咲いています。
takaoP5040174small.jpg登山道のメインを張ったシャガ

takaoP5040172small.jpgクサイチゴは準主役級だった
takaoP5040178small.jpg日影とは言っても落葉広葉樹の透過光が清々しい


takaoP5040180small.jpgタンポポは早くも種を飛ばし始めた

takaoP5040184small.jpgホウチャクソウ

takaoP5040191small.jpg高尾山には黄色の花は多い。これはヘビイチゴでしょうか

takaoP5040208small.jpgこの子はキジムシロかな


takaoP5040200small.jpgヤマツツジ


*小仏城山~一丁平~高尾山
登り始めが遅い時間となったため、時短で小仏城山の頂上へは行かずに巻き道を行き、一丁平へ。
新緑と残雪の富士山の展望を得られましたし、キンランや花菖蒲にニッコウキスゲに会えたのも有難い事でした。
takaoP5040214small.jpgキンラン(金蘭)。小仏城山から一丁平へ向かって歩くと普通に黄色い花が咲いていました

takaoP5040217small.jpgドライな環境に花菖蒲!?

takaoP5040219small.jpg新緑と残雪富士

takaoP5040236small.jpg黒アゲハさんの好物なのか?

takaoP5040243small.jpgエビネ

takaoP5040247small.jpg繊毛があるからノジスミレでしょう

takaoP5040251small.jpgおおっ!あなたはニッコウキスゲさん。或はニッコウキスゲの低山対応タイプのムサシノスゲさん


*高尾山
2時前に高尾山頂に到着すれば、ぎょうさんの人。人。人!
GWの晴れた日は大人気の高尾山頂であります。富士山の展望を拝むのも諦めたほどの混み様なのでした。

*下山
帰りのルートは高尾山頂から1号路~いろはの森コース経由~4号路吊り橋コース~2号路霞台ループコース~1号路表参道コース~京王線高尾山口駅
高尾山北斜面の落葉広葉樹の新緑を堪能出来ますし、4号路、2号路は滑落に注意すれば、1号路の混雑も避ける事が出来て宜しいかと思います。
takaoP5040264small.jpg新緑の美人ブナ

【行程】
10:52 JR高尾駅発小仏行きバス
11:03 日影バス停下車
11:10 林道日影沢線
12:35 小仏城山
13:00 一丁平
13:45 高尾山頂
13:50 いろはの森コース
14:05 分岐から4号路
14:25 浄心門手前で2号路
14:30 霞台から1号路
15:00 京王高尾山駅

お供のカメラはTG-5でした。

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いろはの森から秋の高尾山 2017/11/25 [高尾山]

●いろはの森から秋の高尾山 2017/11/25sat.
紅葉も見頃となった高尾山。一段と登山者も増える時季であり、ケーブルカーの山麓にある清滝駅は長蛇の列。メインの1号路(表参道)は薬王院の辺りで相当な混雑となります。
今回は混雑を避けつつ、高尾山北斜面の「いろはの森コース」を通り、奥高尾のもみじ台まで参ります。
takaoPB254471small.jpg


*日影バス停からいろはの森コース
JR高尾駅から小仏行きのバスに乗り、日影バス停にて下車。因みに当日のバスは臨時便を用意し増車体制ですので待たずに乗れました。
日影沢キャンプ場分岐から「いろはの森コース」を行き、高尾山頂上を巻くように5号路経由でもみじ台へと往くコース取りです。
「いろはの森コース」は、急斜面もあったりと普通に登山道であり、高尾山にあっては静かな山旅が味わえるコースでしょう。尚、滑り易い箇所もあるためトレッキングシューズは必須です。
takaoPB250635small.jpg和歌を詠みながらの登山もオツなものです


*美人ブナ
いろはの森コースが4号路と交差した先、いろはの森コースを維持して進めば左手の丘にブナの大木が黄葉しています。
本来は冷涼地に自生するブナ。高尾山北斜面に寒冷だった江戸時代に発芽・成長したのですが、温暖化の昨今では若木が成長致しません。
ドングリは木の周りに落ちているのですが、発芽しない。滅びの美学みたいなものをこのブナの木を見る度に思うのです。
takaoPB250645small.jpg今日の目的はブナの木に逢うため

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takaoPB254471small.jpg上を見上げてブナ黄葉

takaoPB250662small.jpg下を見回してブナのドングリを見つけた

*5号路
いろはの森コースの終わりで1号路に出ますが、初心者やベテランさんの登山者が入り混じってで紅葉シーズンの大混雑であります。
高尾山頂上の様子は想像出来ますので頂上下のループコースである5号路にて奥高尾のもみじ台まで前進。

*もみじ台
ここはもう奥高尾です。登山者数も何とか許容範囲にまで収まったかな?
富士山の眺望はバッチリだし、モミジは見頃だし、茶屋もあります。紅葉シーズンの高尾山なら此処まで往かれると良いと思います。
takaoPB250689small.jpg茶屋も大繁盛

takaoPB254488small.jpg相模湖の観覧車も見えます

takaoPB254514small.jpgモミジは逆光で撮るのが良いかなと思います


*高尾山頂
帰りは高尾山頂を経て行きますが、やっぱり混んでました。混んではいますが、やはり山頂には行かないと。


*下山ルート
「いろはの森コース」を経て、吊り橋のある4号路、更に2号路( 霞台ループコース )を下りました。このコースはブナ黄葉を観賞出来るので個人的にお気に入りのコースです。
1号路と交差する霞台から琵琶滝に出ようと思いましたが、なんとスズメバチで閉鎖中。素直に1号路で下山です。
takaoPB250729small.jpg2号路の黄葉

takaoPB254531small.jpg1号路のイロハモミジ。緑の葉もありますから紅葉は当分の間楽しめそうです

takaoPB254538small.jpgモミジ姉妹

*下山後に寄り道
ちょっと寄り道。川沿いの路(6号路方面)を通り、ケーブルカーと紅葉の風景。
takaoPB250765small.jpg

【コース】
10:47 JR高尾駅
10:10 日影バス停
10:23 いろはの森コース
11:40 5号路
11:50 もみじ台
12:50 高尾山頂
13:06 いろはの森コース
13:20 4号路
13:38 2号路
13:50 霞台から1号路(琵琶滝方面はスズメバチで通行止め)
14:45 清滝駅
takao_map_small.jpg日影沢から京王線高尾山口駅まで


お供のカメラは
E-5 70-300mm
TG-5
でした。




追記
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ブナのドングリで思い出しのが主要農作物種子法廃止だ。今年(平成二十九年)四月に可決され、来年平成三十年四月一日から施行される。食糧安保に関連する重要なテーマと思うから何度でも書いておこう。
主要農産物種子法(以下「種子法」)は、稲、麦、大豆の種子の開発や生産・普及を都道府県に義務づけている。食糧としての重要性や、野菜などと違い短期間での種子の開発・普及が困難であること、などのため。

食糧自給率が4割を切っている日本の世の中。
農林水産省のHPによると
"我が国の農産物輸入は、米国、中国等上位5か国で6割強を占めており、特定国に依存した構造となっている。
品目別では、小麦は米国とカナダ、大豆は米国とブラジルで8割を占め、とうもろこしでは米国、牛肉では豪州のみで8割以上を占めている。"
特定国に依存する体制は極めて危険だ。
かつて米国の元農務長官アール・バッツが「日本国を脅迫するのなら、食料輸出を止めればよい」と言った。
米国は日本国の食糧だけでなく種子も牛耳ろうとしてA首相を動かし種子法廃止まで至った。
将来、米国政府の認めた(害虫耐性や収穫量向上を謳ったモンサントの遺伝子組み換え?)種子のみが栽培されるようになるのだろうか?

Japan, where are you going?
Japan, what are you doing?

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新緑の尾根歩き~小仏城山から高尾山へ 2017/4/23 [高尾山]

●新緑の尾根歩き~小仏城山から高尾山へ 2017/4/23 sun.
染井吉野は散りましたが、新緑が眩しくなる高尾山4月中旬。
日影バス停から小仏城山(こぼとけしろやま)に登り、高尾山まで縦走する計画です。
この時季の楽しみは
・山桜
・新緑
・スミレ
・ニリンソウ 等々でしょうか。

【コース】
日影バス停~東尾根コース~小仏城山~一丁平~紅葉台~高尾山頂上
~いろはの森経由4号路~2号路~十一丁目茶屋~1号路~京王高尾山口駅

【天候 八王子15時】
気温18.6℃
風速3.7m/sec.    南東

*日影バス停留所 (標高 243m)
JR高尾駅北口から満員の小仏行き京王バスに乗り10分程、旧甲州街道を走れば日影バス停に到着。
日影バス停で多くの乗客は降りるかと思えばそうでも無い。終点の小仏まで行く登山者の方か多いのでしょう。
実に新緑が気持ち良い所です。

料金等は京王バスのHPによれば、
高尾駅北口10:32発 小仏行きバス
日影停留所10:43着
料金 現金:230円 IC:227円 となっておりました。
takaoP4230811ps_small.jpg日影バス停留所を降り、小仏方面に進むと登山口に至ります

takaoP4230815ps_small.jpg山吹の黄色と

takaoP4230818ps_small.jpg新緑が萌える(カツラの葉)

takaoP4230820ps_small.jpg早速、スミレとご対面。お名前はタチツボスミレ(立坪菫)さん

takaoP4230822ps_small.jpgニリンソウ

takaoP4230824ps_small.jpg次々とスミレとご対面。お名前はマルバスミレ(丸葉菫)さん

*東尾根コース
小仏城山まで東尾根コースを歩きましたが、守屋益男氏踏査・作成・解説の高尾山登山詳細図にある登山道です。
日影林道を200mほど入って沢を渡れば東尾根コースの取付きです。

takaoP4230825ps_small.jpgこの看板のある所の沢を渡った


この東尾根コース、マイナーなようで、人気の高尾山界隈で途中で出会った登山者は両手で数える程度。実に静かな登山道であります。
静かな登山道ではありましたが、興味を惹く山野草が多くありました。

takaoP4230828ps_small.jpgフデリンドウ(筆竜胆)。花芽が越冬して春に開花するようです

takaoP4230842ps_small.jpgまた、スミレとご対面。お名前はニオイタチツボスミレ  (匂立坪菫)さん

takaoP4230848ps_small.jpgアケボノスミレと高尾のベテラン登山者が教えてくれた

takaoP4230850ps_small.jpgヒトリシズカ(一人静)。良いお名前だ
takaoP4230863ps_small.jpgジュウニヒトエ(十二単)。覚えやすいお名前だ
takaoP4230875ps_small.jpgまたまたタチツボスミレさんとご対面

takaoP4230876ps_small.jpgこの黄色の花は実に小さいのです。キジムシロ(雉莚)


*小仏城山(標高670m)
東尾根コースは小仏城山の手前で日影林道と合流します。この林道の出会いでは多くの方が休憩しておりました。

takaoP4230878ps_small.jpgタンポポにて蜜蜂が営業中

takaoP4230893ps_small.jpg桃の花かな?

takaoP4230900ps_small.jpgこの青い花は実に小さいのです

takaoP4230902ps_small.jpgオオイヌノフグリ(大犬のフグリ)。別名"星の瞳"。明治初期の外来種だそう

takaoP4230907ps_small.jpgマルバスミレさんと再会


更に頂上まで行けば、相模原市側の城山茶屋と八王子市側の晴美茶屋が背中合わせに営業しております。
見頃の山桜を観賞しながらのんびり大休憩。
takaoP4230909ps_small.jpg左神奈川県、右は東京都

takaoP4230920ps_small.jpg


*一丁平
小仏城山と高尾山のほぼ中間点にある一丁平。展望台から視界が良ければ富士山が見られるのですが、富士山は雲の中。
桜は散っておりましたが、ミツバツツジやスミレを観賞しながら尾根道であります。
takaoP4230933ps_small.jpg

takaoP4230935ps_small.jpgタチツボスミレ(立坪菫)さんは高尾山を歩いていると良く見かけます

takaoP4230947ps_small.jpgスミレさん、あなたのお名前はエイザンスミレ(叡山菫)さん


*紅葉台
一丁平の桜は見頃過ぎでしたが、紅葉台も見頃過ぎだったかもしれません。
紅葉台手前の山桜が踏ん張っていました。山桜が新緑に溶け込んでいます。
takaoP4232561ps_small.jpg山桜が新緑にふわっと萌えてます

*高尾山(標高599m)
高尾山に近づけばどんどん人が多くなる。いつも大盛況の高尾山頂上であります。
下山コースは、いろはの森コースを下りて吊り橋の4号路。更に2号路を利用致しました。
ブナの新緑が宜しく静かなコースだと思います。

takaoP4230976ps_small.jpg

takaoP4230980ps_small.jpg

takaoP4230984ps_small.jpg凛として立つタチツボスミレ。高尾山はスミレの山でもありました。


十一丁目茶屋前に出てからは、メインルートの1号路を利用。
1号路の沢沿いに咲くニリンソウを観賞して本日登山の〆と致します。
takaoP4230999ps_small.jpg

【行程】
10:32 JR高尾駅北口小仏行きバス
10:43 日影バス停留所
11:00 東尾根コース
12:30 小仏城山
13:15 一丁平
13:40 紅葉台
14:00 高尾山頂
16:00 京王高尾山口駅
170423GoogleEarth_small.jpg


カメラのお供は
テレマクロ担当;E-5 70-300mm

広角域、マクロ域担当; TG-2 でした。

モミジ紅葉とブナ黄葉の高尾山 2015/11/21 [高尾山]

●モミジ紅葉とブナ黄葉の高尾山 2015/11/21 sat.
紅葉前線は里山まで降りて来た。
八王子にある高尾山の紅葉が見頃。11月3連休の初日で晴れの予報もあり、相当の混雑が予想されるものの見所は多い。
・山頂及びもみじ台のモミジ
・富士山の遠望
・北斜面のブナを代表とする落葉広葉樹の紅葉 等々

【目的山域】
(北斜面ルートを通って)高尾山、もみじ台

【ルート】
往路;京王高尾山口駅-1号路-2号路(北側)-4号路-高尾山頂-もみじ台
復路;高尾山頂-いろはの森-4号路-2号路(北側)-(十一丁目茶屋、霞台の展望台経由)-2号路(南側)-琵琶滝方面分岐-石仏広場-東京高尾病院-妙音橋-清滝駅前広場-京王高尾山口駅

以前、紅葉時期に渋滞のあまり、薬王院で撤退した事がある。
今回は前回の轍を踏まないように、北斜面を通る2号路、4号路をメインに歩いた。

【天候 八王子12時】
晴れ
気温 19.4
風速 N 2.2/sec

【装備】
ディパック
LEDライト;遅い時間帯の行動となる場合があるかも。
レインウエア;晴れていても必要となるかもしれない。防寒になるし。
トレッキングシューズの類
行動食;現地の混み様で入手出来ないかもしれないので予め用意しておく。
お茶

*京王高尾山口駅
8時45分から行動開始。駅前はかなりの数の登山者が居り、この先の混雑ぶりを予想させる。もう少し早くに出発出来れば良かったな。

*清滝駅前
駅前広場はケーブルカー、リフトを乗る人々で一杯。8時始発で運行は始まっている時間帯だが、捌ける人数ではありません。
takaoPB210146small.jpg

*1号路(表参道コース)
出だしは1号路を体をほぐしながらゆっくり歩く。
周りは登山馴れした人の他、ショルダーバッグの人、手提げ袋の人等々様々だなぁ。ベビーカーを押して登る人も居ました。ご苦労様です。

takaoPB210148small.jpgキヨスミイトゴケ

takaoPB210149vga.jpgモミジのお出ましです

*金毘羅台園地
1号路途中から金毘羅台を目指していく。道は登山道らしくなり、山に来た感が出てくる。
takaoPB210150small.jpgイチョウ黄葉とモミジ

takaoPB210153vga.jpgモミジの裏側。葉脈がハッキリしています。

takaoPB218685vga.jpgモミジ、緑から赤へ

takaoPB210155vga.jpg2本の木が合体?

*2号路(霞台ループコース)
今日の目的の1つである北斜面の落葉広葉樹の紅葉を眺めるため、霞台より2号路(北側コース)に入る。takaoPB210161small.jpg
1号路の喧騒から離れて歩く人が極端に少なく静かな山道歩きだ。
高尾山では北と南斜面では植生が違う。南斜面は常緑広葉樹が主であるが、北斜面は落葉広葉樹がメインになっているのだ。
本来寒冷地に生息するブナの黄葉も楽しめるのが高尾山の自然です。
takaoPB210166small.jpg

takaoPB210167small.jpg2号路での解説案内

takaoPB210170vga.jpg落葉広葉樹林の秋

takaoPB210175vga.jpgお向かいは八王子城山だろう。八王子JCTが見える。

*4号路(吊り橋コース)
吊り橋が有名なコースだが、このコースも落葉広葉樹がメインになっている。
takaoPB210187vga.jpg

takaoPB210193vga.jpgたまに上を見上げてみるのも良い。

takaoPB210198vga.jpg

takaoPB218686vga.jpgブナの葉、緑から黄色へ

*高尾山頂599m
お昼に到着すれば、座る場所が無く大盛況の高尾山頂だ。移動するのも一苦労。
モミジの紅葉は丁度良い。
冠雪した富士山も遠望出来た。もっとも人の頭越しに眺めたのだけど。
takaoPB210216vga.jpg

takaoPB218704vga.jpg

*もみじ台
山頂から奥高尾へ10分程で茶屋のある「もみじ台」に出る。
ここからも富士山の眺めが良い。
茶屋でモミジを愛でながら甘酒、おでんなんぞと思いもしたが、流石に満席。下山時間でもあったので退却。
takaoPB210238vga.jpg

takaoPB210243vga.jpgおでんを食べながら紅葉と富士山を観賞したかった。

*いろはの森~4号路~2号路(北側コース)
帰りもブナを始めとする落葉広葉樹林帯の黄葉を観賞しながらの山道を下山だ。
takaoPB210258vga.jpg

takaoPB210270svga.jpgいろはの森にも立派な木があるある。

なぜ高尾山に寒冷地に植生するブナがあるのだろうか?
高尾山のブナの樹齢は250年~300年と言われている。
またブナの育成した当時の江戸時代は小氷河期と言われ寒冷であったと言われている。
寒冷の証拠は大飢饉だ。
享保の大飢饉     享保17年(1732年)冷夏と虫害
天明の大飢饉     天明2年(1782年)~天明7年(1787年) 浅間山、アイスランドのラキ火山等の噴火とエルニーニョ現象による冷害
天保の大飢饉     天保4年(1833年)~天保10年(1839年)大雨、洪水と、それに伴う冷夏(稲刈りの時期に雪が降ったという記録がある)

当時、ブナは高尾山を含め周辺の山々まで育った事は想像に難くない。しかし、高尾山以外では伐採されてしまったのではないか?
幸い高尾山は薬王院のHPでの説明では、
「八王子城を最北の防衛線とする小田原北条氏、江戸時代は徳川幕府によって保護され、明治時代は御料林、戦後は国有林となり、最近では治の森高尾国定公園に指定されるなど、時の権力者や政府によってさまざまな形で保護されてきました。」
と手厚い保護の下でブナは残った。

残ったブナ林だが、現在の気候では寒冷好みのブナの若木が育っていないと言う。江戸の寒冷期の忘れ形見が高尾山に残ったブナと言えるのも知れない。今の木が枯れてしまえばお仕舞なのだ。
高尾山のブナの凛々しさは滅びの美学とでも言えるのではないか?
 

takaoPB210293vga.jpg帰りも静寂の2号路です。

*霞台から2号路(南側コース)
2号路はループコースで霞台で1号路と交差している。十一丁目茶屋のあるポイントだ。
行列の中に出た。何の行列かと言えば、サル園まで伸びたケーブルカー乗車の列だ。流石に高尾山である。

takaoPB210294small.jpg切符を買うのに並んで、更にケーブルカーに乗るにも70分待ちだとか。

こちらは2号路(南側コース)経由で琵琶滝・高尾山口駅に向かう。
これから先の道は絵地図には載っていない上級者向け(普通の登山道だが)で、それなりの装備が要求される。革靴、ハイヒールじゃ滑って行けないよ。
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*石仏広場
ここで東京高尾病院経由で帰るか、琵琶滝を経て帰るか思案。東京高尾病院経由が距離は短い(と思う)。
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*東京高尾病院を通って6号路入口に合流

takaoPB210304vga.jpgケーブルカーの見えるこの場所の紅葉はもう少し先のようです。つまり、高尾山の紅葉はまだまだ楽しめると言う事だ。

*清滝駅着
混んでいた高尾山だったが、混んでいるからと言って不満が出る訳でもなく、自然を楽しめた一日でありました。
takaoPB210314small.jpg午後3時でもケーブルカーで登る人の列は続いていたのであります。お疲れ様です。

【登山者数の概算】
高尾山の年間登山者数は260万人と言われている。この中で11月週末の紅葉ピークに来る登山者はどの位だろうか?計算してみよう。

*月別登山者数
高尾登山鉄道の資料によると、ケーブルカー年間乗降客数83万人のうち、11月の構成比は他の月に比し20%と圧倒的に高い(次点は1月の16%)。
年間通して登山者のケーブルカー利用率が一定とすれば、
260万人*20%=53万人が11月1ヶ月間の登山者概数だ。
因みに10月の構成比は7%
260万人*7%=18万人弱が10月の登山者となる。

*曜日別の登山者数
実数は掴めなかったが、とあるグラフ読みをすると、
土曜4割、日曜4割弱、残り平日の5日分で残り2割だった。

*11月週平均
週平均で53万人/4週間=13万人 
*更にweekend
13万人*40%=5万人

11月の週末の一日の登山者概数は5万人と分かったが、月平均である。
紅葉のピークを考えると、最盛期では一日6万、7万人、或は8万人となるのではなかろうか?


【行程】
往路(2時間半)
9:45 京王高尾山口駅を出発
9:49 もみじ広場
10:20 金比羅台(こんぴらだい)園地
10:45 ケーブルカー山頂駅
10:52 霞台から2号路(北側コース)へ
11:03 4号路入り
11:14 4号路吊り橋
11:58 高尾山頂
12:22 もみじ台

復路(2時間半)
12:45 下山開始
12:58 高尾山頂
13:20 いろはの森~4号路~2号路(北側コース)
14:15 2号路(南側コースへ)
14:35 石仏広場
14:48 妙音橋
15:00 清滝駅前
15:20 京王高尾山口駅

googleMap_vga.jpg京王高尾山口からもみじ台往復ログです。

旅のお供は E-5 70-300mmにTG-2でした。


裏高尾の山桜 2015/4/18 [高尾山]

●裏高尾の山桜 2015/4/18sat.

東京では平年の半分と日照時間が極端に少なかった2015年の4月上旬。
青空の下で満開のソメイヨシノを見たかったが、既に葉桜となりぬ。
久々、週末の土曜日は晴れの予報が出た!ならば、高尾山の山桜を眺めにハイキングに行こうじゃないか。

【目的山域】
高尾山から裏高尾(一丁平まで)日帰り往復

*高尾山へ
新緑を眺めながら高尾山1号路を登って行く。
足元にはスミレの花が咲いている。高尾山には多種類のスミレが咲くので興味深い。スミレの他にもツツジやら山吹やらが咲いている。

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takaoP4181589vga.jpg アヤメ科のシャガ

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takaoP4181590vga.jpg ツツジも咲く

予定では吊り橋のある4号路に入り高尾山頂上に至る積もりだったが、東京消防庁の山岳救助隊(バイク隊2名、軽自動車3台を見た)が1号路をサイレンを響かせて駆け上がっていく。4号路で救助作業らしい。
救助作業の邪魔にならぬようにそのまま1号路で薬王院を抜けて山頂を目指す事にした。
takaoP4181595vga.jpg薬王院の枝垂れ桜

流石に人気の高尾山(599m)の山頂は大賑わい。ハイカー達は思い思いに休息を取っていた。

takaoP4181604vga.jpg高尾山頂の山桜

*裏高尾へ
霞む富士山を眺めたら、目的地の桜名所である裏高尾の一丁平に向かう。
takaoP4181607vga.jpg立て看板の表示は右の立て看板が裏高尾、左が奥高尾と表示している。「裏」と「奥」どちらが正しい?

一丁平まで30分の尾根道を歩けば、山桜が見事だ。新緑との組み合わせが良い。 紅葉台を過ぎた所の山桜の下でマウンテンビューを楽しみながらお弁当を頂く。

takaoP4181614vga.jpg新緑と桜

takaoP4187991vga.jpgミツバツツジ

takaoP4187994vga.jpg 山桜にヒヨドリ

昼過ぎに目的地の一丁平に到着。暫し休憩の後に復路を戻る。

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*復路
帰路も続く桜を目出ながら歩く。多少足に疲労が出たが、気分は軽い。

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takaoP4188008vga.jpg新緑に溶け込むように山桜

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紅葉台で桜を眺めながら水分補給。super dryってやつw. 春の高尾山を十分に堪能した日であったなぁ。

takaoP4188052vga.jpg茶屋でのんびり

takaoP4181690vga.jpg見上げても新緑と桜が良いですね。

【行程】
*往路 (高尾山まで1号路)
9:40京王線 高尾山口駅
11:00薬王院
11:20高尾山頂
11:35紅葉台
12:20一丁平着
*復路 (高尾山から5号路-4号路-1号路で下山)
12:30一丁平から復路高尾山へ
12:40大垂水峠への分岐点
13:05もみじ台で休憩
14:55京王線 高尾山口駅


高尾山、冬散歩 [高尾山]

●高尾山、冬散歩 2014/2/1

新たに導入したTG-2 Toughの試し撮りを兼ねて高尾山に参りました。
スーパーマクロ撮影が楽しいですねぇ。
takaoP2010012svga.jpg4号路の吊り橋を過ぎた所でキジョラン(鬼女蘭)の綿毛らしきモノを発見。

高尾山頂では景色は霞んで富士山はぼんやり見えるだけ。

takaoP2010017svga.jpg薬王院境内。天狗様の後ろに美味しそうな高尾山。ケーブルカー山頂駅横の売店で飲める。飲んだ後は足が軽やかにw

takaoP2010015svga.jpg薬王院のドライフラワー化した紫陽花を接写。

takaoP2010001vga.jpg冬そばキャンペーン中の高尾山名物「とろろそば」を十一丁目茶屋で頂く。太目の麺にとろろが絡んで旨い。


【行程】
9:00 1号路~4号路
10:45 高尾山頂
12:00 十一丁目茶屋 とろろそば
13:45 下山


高尾山から夏の富士山を眺める [高尾山]

●高尾山から夏の富士山を眺める~行きは4号路、帰りは1号路で薬王院から 2013/7/14sun.

高尾山の北斜面沿いの4号路を通り、山頂までのハイキングコースを行って来た。木陰のコースで気持ち良い。
そして頂上からは富士山が展望出来た。
takaoP7147873xga.jpg夏の富士山は雲の中にかかり、展望出来ないことの方が多い。雲が湧く前の午前中ということで見えたのだろう。

【行程】
9:00 清滝駅
9:30 浄心門~4号路
10:10高尾山頂~薬王院
11:30高尾山駅

*往路; 暑く、午後は天候も不安定になりそうなのでケーブルカーで時間を端折った。昼前には下山出来るようにしよう。

takaoP7147863xga.jpgコナラの大木を眺めて。takaoP7147867svga.jpg浄心門前で右に行けば4号路。
4号路はハイカーも少なく、吊橋もあり、山らしいコースだ。

takaoP7147871svga.jpg階段を上がりきれば、1号路と合流。山頂が近い。

*復路: 帰路で立ち寄った薬王院では紫陽花、山百合、桔梗が咲く。

takaoP7147879xga.jpg浅間神社

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takaoP7147883xga.jpg天狗さん

takaoP7147890xga.jpg山門には四天王増長天(ぞうちょうてん)さん

剣をてにして勇ましく
無数の鬼をこらしめる
おごれる心うちのめし
安らかな社会を守ります

takaoP7147891xga.jpgそして持国天(じこくてん)さん

よろいかぶとにみをかため
するどい独鈷(どっこ)を光らせる
心の悪魔をうちくだき
清らかな社会を守ります

四天王さんに選挙に出てもらって驕った原発推進論者、TPP推進論者を打ちのめして貰いたいな。と思ったよ。

takaoP7147893xag.jpg杉木立の中に十善戒がある。気も本性を現すような暑き中、心清らかにありたいものである。