片品村塚本地区、水芭蕉の森 2016/5/2 [尾瀬]

●片品村塚本地区、水芭蕉の森 2016/5/2

katasinaP5020237vga.jpg

天候が思わしくなかったGW前半の尾瀬沼の帰り、片品温泉郷のペンションに宿を取りまったりな時を過ごした。
温泉は釈迦の湯に入れば、前日の尾瀬沼の寒さ疲れがウソの様に飛ぶ。
尾瀬の山小屋に1泊、更に下山後に片品の麓で宿泊出来れば体はラクですね。
片品川が作る峡谷の眺めも良し。
katasinaP5020222small.jpgお宿のペンションから徒歩数分で片品川の新緑の峡谷。散歩に丁度良い。

帰り道、片品村塚本地区の「かたしな春まつり」に寄って行こう。
大清水の水芭蕉は咲き始めでこの先が楽しみですが、此処の「水芭蕉の森」は見頃です。

【目的山域】
片品村塚本地区 水芭蕉の森

【天候】
曇りのち春霞のような

katasinaP5020274vga.jpgバックが小川のような水辺だと水芭蕉も生き生きとしているように見えます。

katasinaP5020237vga.jpg

katasinaP5020278vga.jpg

katasinaP5020292vga.jpg木道も整備されていますので散策しやすい。

*GWの水芭蕉状況
片品村水芭蕉の森;見頃
片品村大清水;咲き始め
尾瀬ヶ原、尾瀬沼;雪の中

お供のカメラは
EM-1, 70-300mm
でした。


吹雪の燧ケ岳~尾瀬沼二日目 2016/5/1 [尾瀬]

●吹雪の燧ケ岳~尾瀬沼二日目 2016/5/1
本日は宿泊した長蔵小屋さんから燧ケ岳のピーク柴安嵓(2356m)を目指す。コースは長英新道のピストン。
長蔵小屋から燧ケ岳の往復で7時間程、更に大清水までの下山で4時間で計11時間の行動予定としたが登り切れるか。
心配事は天候。晴れるのか?雨になるのか?
hiuchiP5011038vga.jpg吹雪だった

【目的山域】
尾瀬沼から燧ケ岳往復、大清水下山

【机上の行動予定】
長蔵小屋
    ↓(20分)
長英新道入口1670m
    ↓(3時間半)
俎嵓まないたぐら2346m
    ↓(20分)
柴安嵓しばやすぐら2356m
    ↓(20分)
俎嵓2346m
    ↓(2時間半)
長英新道入口1670m
    ↓(20分)
長蔵小屋/尾瀬沼ビジターセンター
    ↓(30分)
三平下
    ↓(30分)
三平峠1762m
    ↓(1時間半)
一ノ瀬休憩所
    ↓(1時間)
大清水着1180m

【天候】
前日長蔵小屋にチェックインした時の予報は雨。夕食時の予報は晴れに変わり、喜びに湧いた(ぬか喜びだった)。
ところが、早朝、起きてみれば朝焼けどころかしとしとと雨だ。山の天気は変わり易いもんだ。
16050109tenki.jpg気象庁HPより

*長英新道
雨は一時止み、どんより。曇りなら何とか燧ケ岳登れるかなと5時40分出発。6時前に長英新道の分岐に着く。
残雪の山を登って行けばやっぱり小雨となった。レインハットなど雨具を装備しながら先を行く。
会津方面は明るく見えているのだがなぁと思いつつ、7時半を過ぎれば眼下に尾瀬沼が見えてくる。
hiuchiP5011020small.jpg出だしは雪が乗った木道。滑り易い

hiuchiP5011024vga.jpgドラマチックトーンで尾瀬沼を写す

*ダケカンバの林
針葉樹の森からダケカンバ帯に入れば頂上も見え始めるかなと思いきやガスで見えない。
ガスの切れ間に俎嵓が見えたかな?
斜度がきつくなり始めた為、アイゼン装着。
hiuchiP5011027small.jpgガスで尾瀬沼も見えなくなった

hiuchiP5011031small.jpgダケカンバの間から俎嵓が一瞬見えた。

*ミノブチ岳2234mにて転進
8時15分俎嵓(まないたぐら)らしき頂上部がガスの合間に見えた。
森林限界を超えた辺りから雨は雪に変わり一転冬山に逆戻りだ。手袋していても手がかじかむ。
手許の高度計は2100mを超えている。
斜面を登っていくと階段が付いていた。登り切って行くとちょっとした広場だ。標識は無かったけどミノブチ岳2234mだろう。風強く吹雪だ。
時に8時50分前。
hiuchiP5011032small.jpg吹雪の中、階段を登ってミノブチ岳のピーク

hiuchiP5011033small.jpgミノブチ岳から俎嵓方面は視界不良。

さて、これからどうするか?
頂上の俎嵓2346mまで標高差は100m程。
長蔵小屋を出てミノブチ岳まで3時間ちょっとでペースはまあまあで時間の余裕もある。
アイゼンは装着している。
ストックで此処まで来たが、ピッケルも用意している。
行って行けない事はなさそうだ。

が、止めた。
吹雪で視界不良。ホワイトアウトになって完全に視界が閉ざされたら行動出来ない。
気持ちは「GW残雪期の登山」であり、なんで「冬山登山」なの?
燧ケ岳のピークの一つでもあるミノブチ岳まで行けたんだ。無理せず下山しよう。

hiuchiP5011038vga.jpg吹雪の燧ケ岳を下山

*浅湖(あさみ)湿原
長英新道を抜けて浅湖湿原で燧ケ岳を見返せば、頂上部はガス。未だ吹雪いてるのだろうな。
hiuchiP5011043small.jpg

*大江湿原
三本カラマツの木道には雪に埋もれている水芭蕉。尾瀬沼湖畔でお昼とします。
ozenumaP5011056small.jpg

ozenumaP5011064small.jpg長蔵小屋さんのお弁当を頂きます

*三平峠を越えて大清水
三平下から大清水までは3時間前後の道のり。尾瀬沼 山の神に山の安全を感謝申し上げて下山する。

ozenumaP5011068vga.jpg三平下にいらっしゃる山の神。山の安全を見守って下さる女神さまだ。


峠を越えて一二曲がりに辿れば昨日入山時の雪はあらかたも無い。実に春の淡雪であった。
下山したら片品村のお宿でのんびりしよう。エクストリームな尾瀬だった。
ozenumaP5011073small.jpg一ノ瀬のふきのとう。前日の雪は全くありません。

【行程】
05:40長蔵小屋出発
05:57長英新道分岐
08:48ミノブチ岳
10:37長英新道分岐
11:10尾瀬沼ビジターセンター着、お昼ごはん
11:53尾瀬沼ビジターセンター発
12:20三平下
12:50三平峠
13:55一ノ瀬休憩所
15:10大清水到着

燧ケ岳(ミノブチ岳)往復で5時間半
尾瀬沼VCから大清水まで3時間強
160501GoogleEarth_small.jpg


本日の主役カメラは荒天に強いTG-2でした。


尾瀬沼の雪は融けていた~尾瀬沼初日 2016/4/30 [尾瀬]

●尾瀬沼の雪は融けていた~尾瀬沼初日 2016/4/30
GW期間の山開き前の尾瀬は例年だど残雪の中だが、今年は融雪が進んでいる情報がある。尾瀬沼の上を歩くことは今年は叶いそうに無い。
今回は長蔵小屋で1泊して翌日燧ケ岳(2356m)を目指します。
初日は長蔵小屋さんまでの道だ。4時間弱をかけてゆっくり行こう。
ozenumaP4300112vga.jpg
【目的山域】
大清水から尾瀬沼へ

【予定】
大清水1180m
    ↓(1時間)
一ノ瀬休憩所1415m
    ↓(1時間半)
三平峠1762m
    ↓(30分)
三平下/尾瀬沼1662m
    ↓(30分)
尾瀬沼ビジターセンター/長蔵小屋

【天候】
29日時点での登山天気予報では30日(9時)は燧ケ岳付近1800mで北西の風15m -2.1℃。1日は西17.9m 4.9℃となっている。
こりゃぁ降るものがあれば雪だな。日本海を通る低気圧に注意だ。
実際、新潟、群馬、福島の県堺の山間部で降雪あり。大清水辺りからは昨日からの新雪が積もっていた。
昼前に尾瀬沼でも陽が射す時間帯もあったものの、曇りベース。夕焼けも無し。
16043009.jpg気象庁発表 4月30日天気図


*大清水1180mから一ノ瀬休憩所1415m
早朝の関越道の赤城高原からの景色は新雪が積もった山々の眺めだ。行先の尾瀬は当然雪の中だろう。
雪のカラマツ林を抜けると尾瀬沼登山口の大清水に至る。一日500円の駐車場に停めるが、係員は早朝のため未だ居ない(帰りに後払い可)。
大清水の水芭蕉を見学してから出発する。雪を被った小振りの水芭蕉がかわいい。
この先、WCは尾瀬沼のビジターセンター裏あるいは長蔵小屋まで無いので気を付けよう。GWとは言えども、残雪の期間は一ノ瀬休憩所、三平下の休憩所等々は営業前で閉まっている。
林道の雪はあらかた融けていたが、一ノ瀬休憩所辺りから雪の上を歩くようになった。
1osimizuP4300983small.jpg大清水の積雪

2ichinoseP4300985small.jpg一ノ瀬休憩所は営業開始前

3sanpeiP4300987small.jpgここでは滑らないよう注意せねば

*三平峠1762m越え
一ノ瀬を出て間もなく一ノ瀬川沿いの箇所を歩かねばならない。雪融け水で水量豊富、水温は氷点に近いから落ちたら大変。慎重に進む。
12曲がりの木道に新雪が10cm程積もっている。滑らないように慎重に登らねば。
新雪歩きを楽しみながら1762m三平峠に到着。三平峠の案内板は雪から出ている。昨年のGWは残雪に埋まっていたのに。
三平峠を進むと目的地の尾瀬沼が見えてくるが、尾瀬沼は融雪が進み完全解氷だ。
3sanpeiP4300994small.jpg笹の葉のつらら

3sanpeiP4301003small.jpgこの看板で融雪具合が判るでしょう。


*尾瀬沼1662m
解氷が進み淵にも出られない。行動範囲は木道に限られます。
今年雪が少ないとは言え、暖かい訳では無い。GWでも雪が降りますからねぇ。寒くてビールを飲む気も失せた。
ozenumaP4300112vga.jpg沼の雪は融けても氷が着く程この日は寒い。

ozenumaP4300128vga.jpg

ozenumaP4300132vga.jpg燧ケ岳に陽が射す時間もあった

ozenumaP4300117vga.jpg明日5月1日は燧ケ岳に登山予定

ozenumaP4301008small.jpg水芭蕉も咲き始めているが、霜で焼けている

*尾瀬沼湖畔
昼過ぎに尾瀬沼ビジターセンター前に到着。裏手のWCのみが開いる。
宿泊予約を入れていた長蔵小屋さんにチェックイン。残雪期のGWに営業している長蔵小屋。有難い事ですね。
ozenumaP4301013small.jpg雪の中のふきのとう。長蔵小屋無料休憩所裏手より

*雪に埋もれた水芭蕉(水芭蕉、雪中行軍の図)
融雪が進み、水芭蕉が咲き始めたところで29日の雪で埋もれた。
映画「八甲田」を彷彿とさせる。

ozenumaP4300144vga.jpg「全軍、雪に埋もれてしもうた」

ozenumaP4300149vga.jpg「隊長、もう倒れそうです」「眠るな。気を確かにしろ!」

ozenumaP4300150vga.jpg「フードを被って防寒しろ!」

ozenumaP4300141vga.jpg「天は我々を見放したか」

*ワタスゲの花芽
大江湿原のあちらこちらで雪の中からツクシのように顔を出しているのは何だろう。
ワタスゲの花芽でした。
ozenumaP4300173vga.jpgニョロニョロと雪の中から顔を出す

*ブルーグレーの尾瀬沼
曇天推移で夕焼けは無し。
ozenumaP4300189vga.jpg

【行程】
08:20大清水から出発
09:20一ノ瀬休憩所(営業前)着
11:00三平峠
11:25尾瀬沼三平下 (尾瀬沼山荘、尾瀬沼休憩所は営業前)
12:30尾瀬沼ビジターセンター
13:00長蔵小屋チェックイン

160430GoogleEarthsmall.jpg

カメラのお供は
EM-1 12-60mm, 70-300mm
TG-2でした。

翌日に続く


大清水の水芭蕉 2016/4/30 [尾瀬]

●大清水の水芭蕉 2016/4/30
尾瀬沼の玄関口、大清水に着けば前日4月29日に降った雪が水芭蕉に被っている。
1osimizuP4300089vga.jpg

1osimizuP4300103vga.jpg

鹿の食害防止のため、とうとう大清水の水芭蕉は網の中で保護されるようになっちまった。
GWの大清水の水芭蕉は観光、地元にとっては死活問題なんだ。
1osimizuP4300098small.jpg保護ネット越しに水芭蕉を撮影。


紅葉の尾瀬ヶ原、至仏山~至仏山編 2015/10/3 [尾瀬]

●紅葉の尾瀬ヶ原、至仏山~至仏山編 2015/10/3sat.
尾瀬ヶ原の入口まで散策した後は、至仏山へ向かうために山ノ鼻に戻った。
軽く行動食を摂り、研究見本園の奥にある至仏山の登山道にむかう。急ぐ山旅では無い。安心安全登山で行こう。蛇紋岩(じゃもんがん)の岩肌は滑りやすいですからね。
shibutuPA030340svga.jpg山ノ鼻から至仏山頂を望む。

【目的山域】
至仏山。鳩待峠から山ノ鼻に降りて尾瀬ヶ原を少し散策。再び山ノ鼻に戻り至仏山を登る。下山は鳩待峠への周回コース。
【天候】
朝霧のち快晴
気温4.5℃(山ノ鼻着時)

*至仏山登山道入口
山ノ鼻から研究見本園の奥にある至仏山登山道入口に向かう。
登山道入口には登山届のポストがある。ここで登山届を提出するものの、ポストが一杯。仕方なく丸めてこんで出した。何人登っているんだか?まあ、今日登らなくて何時登るんだ?って感じの天候でしたからかなりの人が登られたのでしょう。
ここからざっくり800mの登りが始まる。(登山道入口から頂上まで標高差400mの)高尾山で言えば2つ分の登り、じっくり行けば確実に頂上に着ける。看板上のコースタイムは3時間半。昼頃に登頂と見た。

shibutuPA030359svga.jpg登山口から尾瀬ヶ原の研究見本園

shibutuPA030885small.jpg登山届のポストあり。山ノ鼻から至仏山頂は登り専用ルートだ。

shibutuPA030887small.jpg峰楓(ミネカエデ)の黄葉

*ベニテング
森林限界に至る直前、紅天狗茸に逢えた。立派です。美味しそうです。でも、毒キノコです。痺れる程に美味いとか。
shibutuPA030895small.jpg

*森林限界
山ノ鼻の標高1400mから300m登って、至仏山の森林限界1700mを過ぎれば視界が開けて尾瀬ヶ原が目に飛び込んで来た。
至仏山の森林限界は蛇紋岩のお陰で意外と低く高山植物が楽しめる。
滑らないよう蛇紋岩を登って行く。鎖場が数か所あり。
個人的な感想だが、北アルプス槍ヶ岳より至仏山の登り下りの技術は難しいのではなかろうか?体力的には槍ヶ岳はハードだが、要登攀技術は至仏山の方が上ではないだろうか?至仏山の蛇紋岩の登攀は滑らないよう緊張を長く強いられるのだ。

shibutuPA030897small.jpgやっと森林限界を出れば紅葉に黄葉

shibutuPA030909small.jpg蛇紋岩の登りは兎に角滑る。

shibutuPA030368svga.jpg至仏山中腹から尾瀬ヶ原を見る

shibutuPA030370vga.jpg望遠で草紅葉の尾瀬ヶ原を見る。

山ノ鼻付近でヘリがホバリングしているのを見ました。救命ヘリだったようです。

shibutuPA030391vga.jpg

shibutuPA030384svga.jpg尾瀬ヶ原に延びるように見える木道。実際は木道区間は少ない。

*変な葉
森林限界を登って行くと奇妙な葉を見つけました。葉っぱのコブのような実のような。何だろう?
shibutuPA030903vga.jpg

↑ミズナラの葉に付いたコブの正体が分かりました。「虫こぶ」と言うらしい。尾瀬保護財団のHPに載ってました。
http://ozenavi.blog85.fc2.com/category25-1.html

*高天原(たかまがはら2145m)
至仏山のアヤメ平のような所です。元は高山植物が咲き乱れたが、荒れたという事で。
日本のエーデルワイスと称されるホソバヒナウスユキソウが1株残っていました。登って来た甲斐があったな。

shibutuPA030422vga.jpgホソバヒナウスユキソウ

shibutuPA030415vga.jpgこちらはウスユキソウかな。

shibutuPA030922vga.jpg荒れた高天原。植物層が結構深くあるが分かる。

さて、好天で眺望が良すぎて富士山が見える!富士を見ながら至仏山頂に向かうのが贅沢だなぁ。
shibutuPA030434vga.jpg画面中央の上部に武尊山越しに富士山

*至仏山頂
2228mの至仏山頂は高天原からヒョイと登った所だった。ほぼお昼に登頂出来て、登山口からコースタイム3時間半。予定通りの登山だった。
頂上は大勢の登山者で大混雑なのは仕方ないかな。今日登らずにいつ登る?って感もありましたから。
ここで今夜宿泊予定である麓の片品村のペンションの奥様に出会った。娘婿、孫を連れての登山であります。お孫さんが鉄砲玉のような速さ下山するので追いかけて奥様も下山。健脚ですねぇ、ほぼ同時刻下山で鳩待峠着は1時間の差が付いた。

shibutuPA030437vga.jpg至仏山頂から小至仏山に向かっている。左が至仏山頂。画面奥は尾瀬ヶ原の先に燧ケ岳。

shibutuPA030442vga.jpg新潟県側は結構な急坂です。

*小至仏山(こしぶつさん2162m)
鳩待峠から登れば至仏山頂と思いきや本当の至仏山頂は未だ先という事で偽至仏と言われる小至仏山であります。ここからの眺望もまたヨシ

shibutuPA030927vga.jpg日光白根を背景に紅葉

*歩を進めて再び森林帯に入る

shibutuPA030460svga.jpg振り返って小至仏山。木道が山頂まで続いている訳ではありません。岩場の蛇紋岩との格闘が待っているだけです。念のため。

*下山途中
ダケカンバの黄葉が良いですね。

shibutuPA030961vga.jpg


*苦栗茸か?
ニガクリタケは直径は2~5cmほど、比較的小さなキノコで食用のクリタケとよく似ている毒キノコ。

shibutuPA030954small.jpg


shibutuPA030959small.jpg木の根元にも秋の風情

*鳩待峠着
15時半前に鳩待峠に帰着。山ノ鼻から至仏山に登って鳩待峠までほぼ7時間。尾瀬ヶ原滞在を含めれば9時間程の秋の山旅でした。
尾瀬ヶ原では草紅葉の中のエゾリンドウが花の最終章でしたし、至仏山では富士山の遠望と紅葉が楽しめた日でありました。
因みに帰りの戸倉駐車場は第2駐車場までほぼ満車。


【行程】
5:30戸倉第1駐車場(985m)
6:00バス・タクシー発
6:25鳩待峠出発(1591m)
7:20山ノ鼻着(1400m)
7:35原の川上川(kawakamigawa)橋
8:20山ノ鼻に戻る
8:35至仏山登山口
9:20森林限界
10:00至仏山・山の鼻間、高度中間点
11:20高天ヶ原(2145m)
11:58至仏山頂(2228m)
13:25小至仏山(2162m)
15:25鳩待峠(1591m)着
 


紅葉の尾瀬ヶ原、至仏山~尾瀬ヶ原編 2015/10/3 [尾瀬]

●紅葉の尾瀬ヶ原、至仏山~尾瀬ヶ原編 2015/10/3sat.
尾瀬の紅葉が見頃となった様子。今年の2回目の尾瀬(最初はGWの尾瀬沼)であます。数年振りで至仏山を登ることにした。天候は良さそうで眺望の期待が高まる。
至仏山登山の前に草紅葉の尾瀬ヶ原をちょっこし散策することにしよう。

【目的山域】
至仏山。鳩待峠から山ノ鼻に降りて尾瀬ヶ原を少し散策。再び山ノ鼻に戻り至仏山を登る。下山は鳩待峠への周回コース。
【天候】
朝霧のち快晴
気温4.5℃(山ノ鼻着時)

*鳩待峠(1591m)
5時半に尾瀬の玄関口である戸倉に到着した時はまだまだ余裕の第一駐車場。身支度を整えて930円の鳩待峠行きのバス・タクシー券を購入。
移動中は眠るに限るzzz
鳩待峠に着けば、心地よい涼しさ。否、寒かったな。
登山口は2つ並んであります。左は至仏山方面、右は山ノ鼻経由尾瀬ヶ原方面。鳩待峠で至仏山方面に行けば時間短縮になりますが、往路・復路は同じコースになります。所謂ピストンです。至仏山から山ノ鼻への下山が制限されているのは蛇紋岩帯が非常に滑りやすく危険なためだ。ツルツルの蛇紋岩で滑って骨折なんて事はよくある話だ。
今回は山ノ鼻から登って至仏山周回コースを取りますので、右側の尾瀬ヶ原方面への登山口から入山します。「尾瀬ごみ持ち帰り運動」協賛企業垂れ幕が目に付くなぁ。
shibutuPA030858small.jpg

*木道
石畳のような登山道を暫し下っていくと木道が現れる。H27の文字が焼き印されてます。今年更新された木道ですが良く見ると"FCS"とも焼き印されている。

shibutuPA030860small.jpg適切な森林管理が行われている事を示すFSCマーク。Forest Stewardship Council:森林管理協議会が運営。戸倉から切り出されたカラマツ材(と思われる)で木道整備。

前日の雨で濡れた木道は滑りやすいのだが、今年は傾斜のある木道にはラバーネットが張られており、滑り止めになっていた。これはうれしい配慮です。
shibutuPA030859small.jpg

*テンマ沢湿原
山ノ鼻までの途中で通るテンマ沢。水芭蕉の群落がある所だが、その水芭蕉が喰われてますねぇ。熊か鹿が食べたかは分からないけど。

shibutuPA030865small.jpg

shibutuPA030866small.jpgモミジのグラデーション。

*山ノ鼻(1400m)
ビジターセンターの温度計は4.5℃。都会では冬の寒さであります。
一息ついてから軽く尾瀬ヶ原に出てみる。

*尾瀬ヶ原
草紅葉になった尾瀬ヶ原の最後を紫色に飾る花はエゾリンドウだ。

shibutuPA030316vga.jpg朝露に濡れたエゾリンドウ

shibutuPA030327small.jpg蜘蛛の巣に朝露

原の川上川(kawakamigawa)橋を渡り、拠水林を通れば尾瀬ヶ原は朝霧が晴れようとしている。もう少し早い時間帯であれば幻想的だったと思われる。

shibutuPA030322vga.jpg朝霧の尾瀬ヶ原と燧ケ岳

shibutuPA030323small.jpg霧が晴れていく

さて、本日のメインの至仏山登山に向かうべく、山ノ鼻に戻る事にしよう。
shibutuPA030880vga.jpg

shibutuPA030333vga.jpg至仏山にかかっていた雲が晴れていく。

shibutuPA030340svga.jpg秋色の山ノ鼻から快晴の至仏山頂を望む。良き登山日和となった。

【行程】
5:30戸倉第1駐車場(985m)
6:00バス・タクシー発
6:25鳩待峠出発(1591m)
7:20山ノ鼻着(1400m)
7:35原の川上川(kawakamigawa)橋
8:20山ノ鼻に戻る

次回は至仏山登山編の予定です。


雪融け進む尾瀬沼~復路 2015/5/4 [尾瀬]

●雪融け進む尾瀬沼~復路 2015/5/4
前日は残雪の尾瀬沼をまったり眺めて過ごした。天気予報では日中は晴れの予報だが、夕方は崩れそう。
昼過ぎに大清水に下山出来れば良いかなとのんびりと長蔵小屋で朝の時間を過ごす。

【目的山域】
尾瀬沼から大清水へ下山
【天候】
朝、曇り/午前、晴れ/昼過ぎ、大清水で小雨

*ブルーグレーの尾瀬沼
朝4時過ぎのブルーグレー色の燧ケ岳は雲を纏っている。静かな尾瀬沼だ。4時20分過ぎに小鳥が鳴き始め、賑わい始める。
5時過ぎに期待した朝焼けは朝日が雲に隠れて無かったものの、朝霧が尾瀬沼を覆う。

ozenmaP5040140xga.jpg4時過ぎの尾瀬沼の風景。燧ケ岳には雲がかかる

ozenumaP5040161xga.jpg朝霧の尾瀬沼

*尾瀬沼を歩き、三平下へ
早朝は曇りの尾瀬沼だったが、徐々に晴れて来た。
急ぐ山旅では無いのでまったりしながら出発の準備を整える。

ozenumaP5040171vga.jpg

ozenumaP5040169vga.jpg
出発時に長蔵小屋前の積雪計を見たら2m弱だ。まだまだ雪多き尾瀬沼である。

尾瀬沼の淵を歩きながら気が付いたのが、昨日付けた足跡が水没していた事だ。思った以上に融雪のスピードは速い。
ozenumaP5040180xga.jpg

ozenumaP5040196xga.jpg昨日歩いたところがなんと水没している。

*三平峠越え
三平峠の標識を覆っていた残雪は昨日比で30cmくらいは減っただろうか?

ozenumaP5040219vga.jpg尾瀬沼の中央でも融雪が始まった。

ozenumaP5040221vga.jpg昨日は雪の中にあった標識だったが顔を出している

ozenumaP5040240xga.jpg一ノ瀬休憩所手前で日光白根山を見る

*一ノ瀬から大清水へ下山
融雪のスピードが速く、一部が濁流化していたのには驚き。
天候の変化も早く、昼過ぎ大清水に到着した時点で小雨がパラついた。
ozenumaP5040247vga.jpg

*大清水の水芭蕉
最後に観光して帰ろう。大清水湿原の水芭蕉である。
ザゼンソウと水芭蕉が同時期に見られるのでお気に入りのGWの大清水なのだが、今年もニホンジカの食害で水芭蕉の株が少ないようだ。

ozenumaP5040251vga.jpg座禅草

ozenumaP5040267vga.jpg水芭蕉

ozenumaP5040268vga.jpg
鹿(カモシカじゃないよ)の食害は中々解決できそうに無い。

駐車場に戻る時、雨の中に竜神様を見た。良く見れば木の枝がもげて竜のカタチに見えたのだが。
ozenumaP5040270vga.jpg

【行程】
8:25長蔵小屋出発
9:05三平下着
9:30三平峠
11:20一ノ瀬休憩所
12:40大清水着

超軽装で尾瀬沼を目指す(?)方々が結構、いらっしゃったのが気になりました。
折角のゴールデンウイークだからと言って夏のイメージ気分で尾瀬(沼)に入山するのは止めましょう。
・日帰りならコースタイムは丸一日
・暗くなっても外灯はありません
・峠越えをします(登山です)
・雪で滑ります。踏み抜きます(滑落遭難)
・天候が急変します(低体温症)
・途中の山小屋は営業前で閉まってます
・トイレが閉まってます(この時季、尾瀬沼ビジターセンター裏のWCまでありません)
軽装の方は一ノ瀬休憩所(営業前)でUターンするのが吉。新緑と残雪を十分味わえます。尾瀬沼行きは装備を整えた上で5月中旬以降、山開きの後がヨロシイかと思います。半月ちょっとの辛抱ですね。

追記
尾瀬の土産で買ったのがこれ。今の時季にピッタリですw
ozenumaP5051701vga.jpg辛口純米 尾瀬の雪どけ

残雪の尾瀬沼の(淵の)上を歩く~往路 2015/5/3 [尾瀬]

●残雪の尾瀬沼の(淵の)上を歩く~往路 2015/5/3

天候穏やかな平成27年5月のGW期間、山開き前の尾瀬は未だ残雪の中。
運が良ければ尾瀬沼に積もった雪の上を歩いて渡河出来るかも知れない。
融雪が進んでいても、顔を出した尾瀬沼に逆さ燧ケ岳が映えるのが見えるハズ。行ってみなければ分からない。ある意味マニアックな尾瀬沼です。

ozenumaP503_panorama1.jpg

*大清水1197mから一ノ瀬休憩所1415m
片品村戸倉から大清水に向かう。因みに鳩待峠に行く方は戸倉の大駐車場で乗合バス・タクシーに乗り換えるが、その大駐車場はほぼ一杯に見えた。
新緑のカラマツ林を抜けると尾瀬沼登山口の大清水に至る。一日500円の駐車場に停めるが、係員は早朝のため未だ居ない。帰りに後払いだ。
身支度をして出発する。この先、WCは尾瀬沼のビジターセンター裏あるいは長蔵小屋まで無い。GWと言っても、雪の期間は一ノ瀬休憩所、三平下の休憩所等々は営業前で閉まっているからね。
おっと、サングラスを忘れそうだった。照り返しで雪目になりますよ。
ozenumaP5030550small.jpg大清水はカラマツの新緑が始まっていた。

道を進むにつれて残雪の上を歩くようになる。平坦な道だからアイゼンは要らないが、雪の踏み抜きには注意が要る様になる。雪融け水の流れるU字構で踏み抜いたらびしょ濡れ必至だ。
ozenumaP5030551small.jpgU字構から雪融けが溢れる

ozenumaP5030555xga.jpgタチヤナギの新緑

一ノ瀬休憩所に到着。休憩所は営業前で閉まっている。
ここで雪道装備とした。ストック出動、ゲートル装着。アイゼン装着ヨシ!

 *三平峠越え
一ノ瀬を出て間もなく一ノ瀬川沿いの箇所を歩かねばならない。雪融け水で水量豊富、水温は氷点に近いから落ちたら大変。慎重に進む。

ozenumaP5030558vga.jpg今回、一番ビビる所。落ちたくないぞ!

12曲がりの殆どは雪の下だが一部木道が出ている。アイゼンを外したり装着したりしながら登って行く。

ozenumaP5030562vga.jpg12曲りを登りきると峠までの緩やかな尾根道が続く。燧ケ岳も見えた。

ozenumaP5030563vga.jpg 往路の三平峠の標識は未だ雪の下。

ターンを12回数えると尾根道が緩く続くようになる。樹木の間から燧ケ岳が垣間見えるようになると間もなく1762m三平峠に到着した。三平峠の案内板はほぼ雪の下だ。
三平峠を進むと目的地の尾瀬沼1662mが見えてくる。沼まではおよそ100mの標高差の下り、ヒップ橇には良さそうな下りです。

ozenumaP5030565vga.jpg尾瀬沼までもう直ぐ

*尾瀬沼1662m
尾瀬沼が部分的に融雪しているなぁと思って着いた先は、尾瀬を巡る電源開発の舞台の一つである東電の尾瀬沼取水口の小屋だ。
一ノ瀬川、片品川に導水トンネルを通して流して発電する。夏には藪で目立たない所にある取水口の小屋だが、融雪時は流れがあり、目立って雪が溶ける所だから小屋の存在も目立つ。

 ozenumaP5030583xga.jpg

本日は雪の尾瀬沼を渡河する登山者を何名か見たが、雪にはクラックが入っているのが見えたため、無理せず淵を廻って行く。

尾瀬沼の淵と言えども夏道では得られない燧ケ岳のアングルの写真が得られる。残雪期ならではの楽しみだ。
ozenumaP5030013xga.jpg雪融けの尾瀬沼に逆さ燧ケ岳

ozenumaP5030072vga.jpgネコヤナギと燧ケ岳

ozenumaP5030043xga.jpg画面左にちょこっと景鶴山が見えます

ozenumaP503_panorama2.jpgパノラマで見る尾瀬沼

*尾瀬沼湖畔
昼前に尾瀬沼ビジターセンター前に到着。裏手のWCのみが開いていました。ふっ~
一息入れて三本カラマツ、大江湿原方面に行ってみる。

ozenumaP5030085vga.jpg

ozenumaP5030101vga.jpg雪の重みで三本カラマツに繋がる第一大江橋が破損している!

ozenumaP5030116vga.jpg雪融けの後には水芭蕉

ozenumaP5030122vga.jpg雪融け後には水芭蕉が顔を出していたが、よく見ると霜焼け顔です。ハクセキレイも特別参加

昼過ぎに予約を入れていた長蔵小屋さんにチェックイン。
GWに営業している長蔵小屋。有難い事ですね。
早速、尾瀬で越冬した缶ビール(500mlが500円、山小屋価格にしては安い)を買って燧ケ岳を眺めながら飲む。至福の一時です。
いやー、のんびりした。

夕方から曇ってきたため、夕焼けは無しだったが、陽光をたっぷり浴びて満足の一日でした。

【行程】
6:45大清水から出発
7:50一ノ瀬休憩所(営業前)着、アイゼン装着
8:10一ノ瀬休憩所発
9:50三平峠
10:08尾瀬沼三平下 (尾瀬沼山荘、尾瀬沼休憩所は営業前)
11:50尾瀬沼ビジターセンター (裏手のトイレが利用可)
12:35大江湿原 第一大江橋破損
14:00長蔵小屋チェックイン

翌日の復路に続く...


湿原を吹き抜ける秋の風~尾瀬ヶ原 2014/10 [尾瀬]

●湿原を吹き抜ける秋の風~尾瀬ヶ原 2014/10
ozePA116343xga.jpg尾瀬ヶ原にて 池塘と燧ケ岳

池塘のヒツジ草が紅葉し、風が吹き抜け草紅葉が陽の下になびく。
カラマツの黄葉が始まり晩秋を感じる。尾瀬は秋も魅力的です。

【目的山域】
尾瀬ヶ原
鳩待峠-山ノ鼻-竜宮小屋往復、山麓の片品村温泉郷宿泊
【日程】
2014/10/11sat.
【天候】
快晴
気温:11.5℃ (9時20分山ノ鼻ビジターセンター)
南西の微風

---
今回は日帰りで鳩待峠から山ノ鼻を経て竜宮小屋小屋までの真っ直ぐな往復コース。行きも帰りも同じコースだが、ゆったり写真を撮りたく短めのコースだ。
短いコースとは言っても
尾瀬ヶ原に出るまで;鳩待峠(標高1591m)-山ノ鼻(標高1400m)3.3km
尾瀬ヶ原を歩いて;山ノ鼻-竜宮 4.4km
であるから片道7.7km。往復15.4km。結構、歩行距離はある。
更に日帰りなら鳩待峠からの帰りの乗合バス・タクシーの最終発車時刻も頭に入れておかねばならない。時間管理はシビアである。

*往路(鳩待峠から竜宮小屋まで)
尾瀬の麓の片品村の朝の気温は4度。じっくり冷えて尾瀬ヶ原の紅葉が期待出来そう。
10月3連休の初日の今日8時前、バス・タクシー乗換の戸倉駐車場は第一、第二は満車。戸倉スキー場駐車場も半分は埋まっている。
8時20分、乗合タクシーで鳩待峠に到着。戸倉から鳩待峠の間の車窓からの紅葉が見頃だ。
山ノ鼻の気温は9時20分で11.5℃まで上がっていた。歩いていれば寒くもない。
池塘のヒツジ草の紅葉が尾瀬ヶ原の秋風景のポイントだと思う。

ozePA116335xga.jpg至仏山を眺める

ozePA116380xga.jpgカラマツも本格的に黄葉

ozePA116382vga.jpg牛首。山ノ鼻から歩き出して1時間、竜宮と山ノ鼻の中間点に到達する。

ozePA116389xga.jpg池塘に風が吹き抜ける。

ozePA116417xga.jpg絶景ポイントの大堀川から至仏山。

ozePA116435xga.jpg

竜宮に至る前に鹿除けネットが張られている区画があった。
ニホンジカの食害対策の一環のようだが、尾瀬ヶ原もニホンジカの食害影響が大きくなってきた訳だ。

ozePA116486vga.jpg

ozePA116487vga.jpg ネット越しに湿原植物を見なければならないなんて...

ozePA116482svga.jpg竜宮の水の流れ

ozePA116498xga.jpg竜宮の十字路から山の方へちょっと寄り道。モミジがイイ。

ozePA116510vga.jpg目的地の竜宮小屋に到着。 ターンして山ノ鼻に戻ります。

*復路(竜宮小屋から鳩待峠まで)
行きは標準ズームで撮影していたが、帰り道はレンズを望遠ズームに付け替えて出発。
往路で目星を付けていた逆光に映えそうなドライフラワー達を撮ろう。

ozePA116518xga.jpg

ozePA116529xga.jpgカラマツの黄葉を見れば、晩秋。

ozePA116536xga.jpg

ozePA116555xga.jpg

ozePA116576xga.jpg

ozePA116590xga.jpg光浴びて風になびく

ozePA116532xga.jpg吾亦紅が風になびく

ozePA116647xga.jpg草紅葉が逆光に映えます。

ozePA116680xga.jpg山ノ鼻に近いヒツジ草ほど紅葉してました。

ozePA116706xga.jpg午後2時過ぎ、山ノ鼻に到着。

ozePA116713svga.jpg鳩待峠に至る前のモミジ。

ozePA116718vga.jpg 鳩待峠にとうちゃこ

秋の光溢れる尾瀬を満喫出来た日だった。ありがとう尾瀬。

【行程】
8:20鳩待峠
9:20山ノ鼻
10:35牛首
10:55大堀川
11:30竜宮
11:55竜宮小屋
13:30牛首
14:15山ノ鼻
15:30鳩待峠


雨滴るニッコウキスゲ 大清水-尾瀬沼往復その2 2014/7/20 [尾瀬]

●雨滴るニッコウキスゲ 大清水-尾瀬沼往復その2 2014/7/20sat.

雨に濡れた木道を注意深く下り、三平下に出る。
尾瀬沼から目の前に見えるハズだった燧岳は生憎の雨雲の中だった。

ozenumaP7200485xga.jpgドラマチックトーンで燧岳を写す

歩を長蔵小屋まで延ばせばニッコウキスゲや淡紅色したヒメサユリ(姫早百合、別名オトメユリ 乙女百合)が咲いている。

ozenumaP7200484xga.jpgササユリ(中部から九州に分布)に似ているが、ヒメサユリ(会津、山形などに分布)の葯はオレンジ色だが、ササユリでは赤褐色になる。

ozenumaP7200482xga.jpgヒメサユリの雨滴

 ビジターセンター前でお弁当の後、お目当ての大江湿原に出てみよう。ニッコウキスゲはどの位咲いているだろうか?

大江湿原を歩き出した途端に土砂降りに見舞われた。数分の雨だったが、木道は登山者が引っ切り無しに通り、エスケプゾーンが無い。見事に自分もカメラも濡れた。しかし、雨おかげでしっとりしたニッコウキスゲが鑑賞出来たから雨、様様である。雨のおかげでキスゲに雨滴が付く。雫越しにキスゲや尾瀬沼が見える。

ozenumaP7200495xga.jpg

ozenumaP7200497xga.jpg 一瞬の光でキスゲ輝く

ozenumaP7206222xga.jpg

ozenumaP7206234xga.jpg尾瀬沼を向いた後姿も良い。

ozenumaP7206245xga.jpg前後のキスゲをぼかして撮影。

ozenumaP7206249xga.jpg尻尾がピーンと立ったように見えるキスゲ

今年2014年のニッコウキスゲはこじんまりと言った感じだが、丁度見頃に当たったようだ。
因みにアヤメ・カキツバタはシーズン終了の感。

ozenumaP7206199xga.jpg

【天候】
曇り時々雨
【行程】
8:40大清水 1,180m
9:00低公害車試験運行乗車(大清水~一ノ瀬)
9:10一ノ瀬休憩所 1,420m
10:45三平峠 1,762m
11:15尾瀬沼 1,660m(三平下1670m)
11:50ビジターセンター前(昼食休憩)
12:50大江湿原
13:30復路(大清水まで3時間程)
15:30一ノ瀬休憩所で大休憩